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朱の丸御用船 (文春文庫)
 
 

朱の丸御用船 (文春文庫) [文庫]

吉村 昭
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

江戸末期、難破した幕府の御用船からこっそり米を奪った漁師たち。以来、村を襲う悲劇と、追いつめられた人間の心理を描く歴史小説

内容(「MARC」データベースより)

江戸末期、難破した幕府の船から米を奪った漁村の人びと。だがその先には思わぬ落し穴が待ち受けていた。追いつめられた人びとの破滅に向かう心理に迫る長篇歴史小説。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 233ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2000/07)
  • ISBN-10: 4167169355
  • ISBN-13: 978-4167169350
  • 発売日: 2000/07
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 179,277位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aaa0042 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
年貢米を海上輸送する御城米船。大量の米を積んだまま難破船となっている御城米船を漁師が見つけた。村では、それをこっそりとかすめ取ろうという結論に至った。これが発覚すれば、村人たちの極刑は免れない。村人にとって不運だったのは、この難破船にもまた疑惑があったということだ。必死で「横取り」を隠そうとする村人たちのしたことは予想外であった。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By shunp
形式:文庫
 三重県志摩地方を舞台とした歴史小説。史実でありながら、良質のサスペンス小説とも言える非常に面白い作品。

 1830年秋、志摩半島波切村の沖に出現した難破船。その船はただの船とは違い、幕府の年貢米を江戸へと運ぶ“御城米船”だった。それに気付いた村人達は、迷いながらも大量の米の魅力に抗えず、村に持ち帰ることを決断する。
 無事に分配を終えてひと段落したところに、不正を知っているという内容の匿名の書状が舞い込んできた。その頃、役所では村人の知らない重大事件についての調査が始まっていた・・・。

 小さな漁村の平凡な暮らしに軸足を置いた描写であるがゆえに、庶民の息遣いや生活感が伝わってくる点も、本作品の魅力である。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
途中まで破船のような創作と思っていたが、
あとがきを読んで初めて史実に基づいた歴史小説だと言うことに気付いた。
淡々と述べるような文体と綿密に調べ上げた史実の行間が
想像力を掻き立てられ、波切沖の様子が鮮明に思い浮かべられる。

後半の展開はめまいがするほど早く、
しかしすべての事実が符合しながらも
行き過ぎた状況にならなかったことに安堵を覚える。
それらすべては予想と期待の裏切りでありながらも
納得する形(決して予定調和ではない)で収まったことに
これら史実の不思議さ・不可解さに満足した。
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