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夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2010/1/30

218件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ。そんな時、「冷凍睡眠保険」のネオンサインにひきよせられて…永遠の名作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

福島/正実
1929年生、1976年没、作家、評論家、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 383ページ
  • 出版社: 早川書房 (2010/1/30)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 415011742X
  • ISBN-13: 978-4150117429
  • 発売日: 2010/1/30
  • 商品パッケージの寸法: 15.8 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (218件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

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154 人中、144人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 acco-acco 投稿日 2002/5/14
形式: 文庫
落ち込んだり、なんだか毎日がうまくいかないような気がする日に開くのに最適な一冊です。
主人公の“ぼく”と猫のピートがどん底から、これでもかこれでもかとひっくり返してくれる様は本当に痛快。
スピーディな展開のハインラインの傑作に、主人公が乗り移ったかのような福島氏の翻訳がまたいい味なのです。
一気に読み進み、『夏への扉』を閉じた時に、ふさいでいた気持ちをすっかり忘れてしまうこと請け合いです。
何度も繰り返して読んでも飽きず、友人に勧めまくっています。SFといってもタイムトラベルの味付けくらいなので読みやすく、読んだ友人は100%よかった!と言ってくれてます。
本当に楽しめ、気持ちよくやる気をもらえる一冊。
ぜひ、この爽快感を味わってほしいです。
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82 人中、74人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 カスタマー 投稿日 2006/9/5
形式: 文庫
冒頭の数ページ、護民官ペトロニウスの描写だけでも試しに読んで、グッと来たら買って間違いなしの1冊です。

主人公のダンは才能溢れる発明家だが、ちょっと世間知らずのお人よし。それが災いして、苦労して育て上げた会社も発明もすべてを騙し取られてしまう。

この辺りの情けなさ、なんで気付かないんだよ!とイラつくようなお人よしぶりが、なんとも愛嬌があって引き込まれます。

一度は愛猫と一緒に冬眠装置に入ろうとするものの、生きる気力を取り戻し悪党と戦うダン。この辺の戦闘シーンも、「志村うしろ〜!」的なヘタレっぷりでちょっと笑えます。

そして結局ダンは冷凍睡眠装置に入れられてしまいます。猫抜きで。

ええっ、じゃあ飼い主を失った猫はどうなっちゃうの?と心配になり、急いでページを繰りたくなりますが、さりげない描写がのちのち複線として効いていたりするので、慌てずゆっくり読むほうが得策です。

ダンが目覚めるのは2000年。残念ながら実際の2000年はこの小説で描かれたようにはなりませんでしたが、そんなことは少しも小説の面白さやリアリティを損なっていません。

良い小説は年月がたっても色あせない。そんな当たり前のことを再認識しました。

まっ
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 佐倉ごるふ 投稿日 2009/7/18
形式: 文庫
「夏への扉」・・・いつ聞いても、何かワクワクする、
このタイトルがあまりにも有名で、緻密な構成が読者をひきつける
永遠の古典ファンタジーです。

物語の骨格は、「新発明」、「恋人と共同経営者の裏切り」「タイムマシン」
「タイムパラドックス」で、いかにも「典型的なSF」なのですが、
ここまでの娯楽物語にして、ハラハラドキドキ、次はどうなるのか?
という、「センスオブワンダー」風、ロマンチックファンタジーを作り上げた
のは、名匠のなせる業。

なんといっても、常人では思いつかない、この魅惑的なタイトルと、
猫のピートを登場させて、ファンタジー要素をググッと増した
ハインラインの卓越した緻密なストーリー構成の面目躍如でしょう。

そんなに多くはない登場人物と濃くはないキャラでも、SF古典的ガジェット
をこれでもかと登場させ、「物語」と「構成」の力で、ここまでおもしろい
「お噺」ができるのか、と関心します。

福島正美の軽妙でリズミカルな翻訳の妙で、テンポよく一気に読めて、
読後はカタルシスに浸れる、ファンタジーです。

「ご都合主義」「陳腐で違和感をもつガジェット」は、実はそこも魅
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127 人中、110人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 武士 投稿日 2011/10/25
形式: 文庫
小説の内容については、もう多数の方がこれ以上ないほどの賛辞を送られているので、
あえて、耳で聞く「夏への扉」の話を。
始めてこの小説を読んだとき、たまたま友人に借りていた、山下達郎のオーディオテープが手許にあった。
なにか切なさを感じる曲で、小説を読む前も聞いていたけど、読み出してからいくつもの単語が
リンクするのに気づいた。貸してくれた友人に聞いたら、「あぁ、何か、小説がヒントだとか聞いたことがあるような」と
頼りない返事。
聞き続け、読み続けるうちに、世界観が完全にリンクしていると分かった時! 

終盤の、一気に幸せに向かって突き進む展開と合わせて、テープをエンドレスで流しまくりましたよ!
耳からも、目からも、そして脳裏にも、終わらない夏への扉へ向かっていく一人と一匹の姿が焼きついて離れない!

たぶんもう一生涯でも、あんな幸せな読書体験はないと思う。

名作と称されるSF作品の中でも、珠玉の極みなハッピーエンドを、その小説をイメージした楽曲をBGMに読了する、
二度とないであろうくらい心地よい読後感でした。涙が出た。

この小説を手に取ろうという方は、一度、山下達郎氏が歌う「夏への扉」も聴かれてみては?
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