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本音で語る沖縄史
 
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本音で語る沖縄史 [単行本]

仲村 清司
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「悲劇の島」というのは本当か?「琉球王国の栄光」は幻ではないか?「被害者史観」を脱し、沖縄の将来像を模索する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

仲村 清司
作家・沖縄大学非常勤講師。1958年、大阪市生まれの沖縄人2世。96年に沖縄県那覇市に移住。移住者の目から見たディープで不思議な沖縄のアレコレを書籍・ラジオ・インターネットなどで発信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 270ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/06)
  • ISBN-10: 4103243422
  • ISBN-13: 978-4103243427
  • 発売日: 2011/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By tks
沖縄の先史時代から戦前までの歴史を、詳細な解説とともに「おそらくはこうであっただろう」という私感を交えながら、琉球王国の隆盛をみながらも最終的には国家とは何なのかを問うている、秀逸な一冊ではないかと思う。朝貢と冊封という関係を通して中国「明」との交易、逆に中世からの交易や江戸時代の薩摩による侵略、明治の琉球処分を通したヤマト文化とのかかわりの中で独自の島嶼国家を維持させた琉球王国の流れが、読んだ後の頭の中に3次元的に見えて来る。
今の沖縄をウチナーンチュ2世として見てきた仲村氏が、沖縄史の解説書ではなく、あらためて沖縄を時間軸としてとらえなおそうという意図がはっきりと感じられた。
個人的には「沖縄学、ウチナーンチュ丸裸」を同時進行的に読み進めてしまったと言うのが失敗と言えば失敗なのだが、同じ人の書いた作品かと「きょとん」と口をあけてしまうほどの、彼の力強い文章に圧倒されてしまった。逆にこの本にまとめられた豊潤な知識を持って今の沖縄を見続けてている仲村氏の姿に私は「なるほど」とうなずいてしまった。
ただひとつ、沖縄史を勉強しようとして最初にふれる本ではないのかもしれない。多少の予備知識があったほうが読み進める上で助けにはなるだろう。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
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さまざまな沖縄の書物を読んだが、
その中でも出色の本です。
まるで司馬遼太郎が語っているような、
生き生きとした見事な文体で、沖縄の歴史を解きほぐしていく。
その根底にあるのは、現在の沖縄のリアルな現実だ。
作者は、リアルな現在の沖縄を解きほぐそうとするために
その歴史に挑んだ。

僕は作者が最後に書かざるを得なかった沖縄の未来に
深く共感する。

日本本土に従属する限り、沖縄の基地問題は解決しないだろう。
ちょうど、日本がアメリカから独立せず、植民地化している限り、
永遠に自分の国を作り、守り、育てていくことを本気で考えないことと同じように・・・。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Hazel
自分が生まれたときから既にアメリカから返還されていたので、昔から日本と同じ歴史を歩んできたとしか考えてこなかった。琉球王国も戦国武将の一人程度にしか考えてこなかった。しかし違った。琉球には長い歴史があり明治に入ってもまだ本土とは別の歴史を歩んでいた。
この認識ができたことは自分にとってとても意味がある。戦時中や戦後の話を聞く上でなかなか理解できないことが今後は理解できるようになるだろう。例えば捨て石にされたということを聞いたことがあるがまさにぴったりの言葉だと感じた。

この書籍は沖縄を中心にバランスの良い視点で歴史が語られていて、とてもよい本である。
ただし、戦時中や戦後についてはほとんど記述がないので、その辺りの歴史を知りたい方はほかの書籍を読むのがよいだろう。
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