全体は清水によるガイドの下に各人の文章を並べる構成で、述べる内容は、読んできた本や読書に対するスタンス、読書の意義、読書術、買い方、整理の仕方、おすすめ本、偉人のエピソードなどさまざま。読者に対しても、ときに軽妙にアドバイスしたり、あおるように訴えたりなど語り口は多彩である。
本書の大きなポイントは、単に書を手にとることを奨励するのでなく、読書によっていかに人生を切り開き、儲け、成功を手にできるかを論じている点。実際の成功者たちが自らそのエッセンスを明かすのが注目である。
たとえば本田なら、本をメンターとし、いかに良きメンターに出会うかを具体的に示しているのが興味深い。七田が読書にとどまらず本を書くのが成功の鍵と論じているのもユニーク。斎藤は少ないボリュームのなかで経営者の刺激になる言葉を連ねている。望月は、夢をかなえる読書法を唱えてそのツールとなる「宝地図」の作成を説き、ハイブロー武蔵は、目標別でなりたい自分に近づける読書法を指南するなど、実践的な内容も含まれており見逃せない。
冒頭とラストにある清水の熱き想いをつづったイラスト入り文章も、読書のモチベーションを高めてくれる。ただ、文中で多数紹介される本のデータを別掲するなどの工夫はほしいところ。読書でなかなか「実利」が得られないと感じている人にはおすすめの1冊。(棚上 勉)
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6人の個性的な方々による共著なので、問題意識、テーマ設定の仕方によって、気づく場所が違ってくる。なので、何回読んでも新鮮さを失わない。
最近は考え方や習慣を変えよう、という意図で読んでいるので、例えば、本田健さんの「本はメンター」「メンターグループ」の考えや、望月俊孝さんの「意図的な読書」「自分とオーバーラップさせる読書」などに気づく。これは思うに、モデルとする人物の「思考プロセス」を写し取って、その思考プロセスを定着化させることであり、将に欲しいノウハウなのである。
また、最近書評を書いているので、清水克衛さんのいい本を薦めたいという情熱や、「本をすすめるプロ」の部分に、妙に共感してしまったりする。
あるいは、最近ビジネス(具体的には商品企画)で悩んでいたりするので、七田眞さんの広く読んでアイデアを出す、アイデアを借りてくる部分には、そう言えばそうだったなぁと、再確認の気づきがあったりする。
また、妙に手広く色々と企画を考えて、悩み出しているときに、斎藤一人さんの「的を絞る」「必要なことと、好きなこと」の部分が、鋭く目に入ってくるのである。
最後のハイブロー武蔵さんの、なりたい自分になるための読書の部分は、この本で語られている読書の効用と、読書の威力、ツール(手段)としての読書で何が実現できるのか(=なりたい自分になることができる)を解説している。最初は全然ピンと来なかったが、20回近く読んだ今頃になって、妙にわかってきたような気がする。
やっぱり、何回も読まないと、知恵というのは定着していかないのだろう。まだまだこれから先、どんな気づきがあるのだろうかと思うと、スゴク楽しみな本である。
この本は何回も読むことをお勧めする。絶対買い、強烈にお勧めする一冊。
斎藤一人さんは、「ああ、やっぱり」と。
他の三人の本はたくさん読んでいないのでコメントは控えておきます。
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