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本物の医師になれる人、なれない人 (PHP新書)
 
 

本物の医師になれる人、なれない人 (PHP新書) [新書]

小林公夫
5つ星のうち 2.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「頭痛の原因は歯の詰め物なんです。詰め物をした歯を全部抜いて下さい」。無根拠にそう言い張る患者に根負けしてしぶしぶ歯を抜いた医師は、のちに裁判で傷害罪に問われた。
医師は患者の要求にどこまで応えるべきなのか。
本書は医師に要求される判断力、法的思考力、さらに研鑽義務や開拓精神、コミュニケーション力などについて具体例を交えて解説。大学入試で問われる空間把握能力の分析や、現場の医師へのインタビューも行う。「医師の使命は積極的な健康の建設」という原則から、本物の医師の条件を説く。医師をめざす方、わが子を医師にしたい方、そして現役の医師の方にとって必読の一冊。医学部受験指導のベテランであり、また医事刑法、医事法を専門とする法学者でもある著者が、真摯に語る。

内容(「BOOK」データベースより)

「頭痛の原因は歯の詰め物なんです。詰め物をした歯を全部抜いて下さい」。無根拠にそう言い張る患者に根負けしてしぶしぶ歯を抜いた医師は、のちに裁判で傷害罪に問われた。医師は患者の要求にどこまで応えるべきなのか。本書は医師に要求される判断力、法的思考力、さらに研鑽義務や開拓精神、コミュニケーション力などについて具体例を交えて解説。大学入試で問われる能力の分析や、現場の医師へのインタビューも行う。「医師の使命は積極的な健康の建設」という原則から本物の医師の条件を説く。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2011/6/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4569798705
  • ISBN-13: 978-4569798707
  • 発売日: 2011/6/16
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 医師です。このタイトルから想像するものと実際の内容は全く異なっています。著者は医学部受験予備校の講師(で、医事法も研究している人らしい)との触れ込みですが、この本の内容は、医療に関わる裁判事例や医学部の入試問題をネタにしてそこから強引に教訓を引き出し、医師には「○○力が必要」、と結論づける駄文の羅列です。著者によれば、医師に必要なのは「正当な注意力、判断力」「利益衡量能力」「情報収集能力」「生命倫理への目配り」「人権への配慮」…。別に医師でなくとも、ちょっと知的な職業に従事する人なら(というか、真っ当な人間なら)当然に必要とするものばかりです。わざわざ「医師」と銘打つ必要はない。
 そもそもこの人のいう「本物の医師」が何なのか、全くわからない。「医者に必要な能力」とやらは、本人が医療関係者ですらなく現場を全く知らない予備校の先生が、医事裁判の判例や医学部入試問題を捻くり回せば分かるものなのでしょうか?大いに矛盾してますね。
 「本物の医師」になりたい人が読むべき本は他にたくさんあるので、こういったくだらない本で時間を無駄にしないようにしましょう。PHPさんもこんな低レベルな本を出版しないように。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
大失敗 2011/7/27
By omimio
このレビュー欄を読んでから買うかどうか考えればよかったです。本屋で衝動買いして失敗しました。買ってすぐにコーヒーを飲みながら読んだのですが、半分読んで止めました。はっきり言って駄作です。
そもそも、「本物の医師」とは何かが非常に難しいのに、その定義もロクにせずに議論を展開しても無駄です。
それと、例えば「医師の勧める治療を拒む患者」にどう対処するかにしても、1生命にからむことなら粘り強い説得をする、2生命に絡まないことなら患者の意志を尊重することもある、となっており、1でもなお拒絶する人に対してどうするかは書かれておらず、したがってナンセンスです。他の議論もすべてこの調子で、何も明確な答は(答えどころか場合によっては意見すら)書かれていません。全部ぼんやりと終わってしまいます。
他のレビューにもあるように、やはり著者が医者ではなく、医師国家試験予備校講師(要するに落ちた人をなんとかする人)であることが、この本の低レベルさを物語っていると思います。書物内で、ある3浪の人のことを讃えてありますが、ドイツでは2浪したらドイツ国内では医者になることはできないという厳しい国もあるのに…しかも著者はやたらと裁判についてドイツを例えに出しているのに…という虚しさがあります。
要は、こういう解説本をやたらと出すことでしか自分を出す方法がなかったのだと。かわいそうに。
最後に。本書で出てくる「医療群」という発想自体にはやや興味を持ちました。しかしその言葉を出すときの文章が以下の調子です。「責任を問われるケースと問われないケースの間には明確な一線があり、それを画するのが「医療群」という存在です。「医療群」とは一般の方には聞き慣れない言葉だと思いますが、これは医師の行為に過失があったか否かの判断に際し、私が使用するタームです。」
は?!なんのこっちゃ、という感じです。自分が作った言葉をこのように紹介するでしょうか?一般人が何を指すのかはわかりませんが、特殊な人でも知らない言葉だと思います。だって著者が作った言葉なのだから。云わば、「私は特別だ、私だけが良く分かっている、私以外の人は一般人だ」とでもいいたいのでしょうか。しかも「ターム」だなんて。PHPさんには申し訳ありませんが、本は捨てました。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
以下のことを考えて、本屋さんで数ページ読んでみて下さい。

1. 「はじめに」では、阪神・淡路大震災が発生したときに、試験の数日前に(医学部受験)予備校を休んで、被災地に物資を送る作業をしていた三浪受験生を礼賛しています。

3回も医学部受験に失敗している受験生が、試験前にボランティア活動なんかしていちゃだめだと思います。三浪したことで、親にどれだけの負担をかけたか考えなきゃだめです。

三浪しているということは、その年も受験に失敗する可能性が高い状況でしょう。もし、医学部に合格してお医者さんになれたとしたら、その先何十年も人のお役に立つことが可能です。

しかし、試験の数日前にボランティア活動をしたことで、医学部受験に失敗したら、本人にとっても、親にとっても、社会にとっても、大きな損失でしょう。そういうことを考えれば、その医学部受験生は、きわめてバランス感覚の悪い人だと思います。

どう考えたら、そういう三浪受験生を著者が礼賛できるのか、私には理解できません。私がおかしいのか、著者が異常な考えかたの持ち主なのか?

2. 「序章」の最初に、飛行機の中で「お医者さんはいませんか」という機内アナウンスに、ベテラン医師が応じたエピソードが書かれています。診察の結果、虫垂炎の初期と思われた患者さんだったそうです。

そのお医者さんは、飛行機が出発地に引き返す必要があるかどうかという判断を委ねられたそうです。

もし、引き返すことになれば、同乗しているそれぞれの個人に、さまざまな損害が発生することが想定され、航空会社のほうも、その判断によって面倒な対応を迫られることになるんだそうです。かかる費用もばかにならないと書いてあります。(私は、そういう状況はありえないと思いますが)

著者は、「ここで医師が直面しているのは、医師としての専門知識を基礎にしてはいるものの、医学部で習得した知識のみでは処理できない、広範な「利益衡量」の問題です」と書いています。

でも、考えてみて下さい。

医師としていくら優秀だとしても、航空会社がどれくらい損をするかとか、同乗者にどんな損害が発生するか、なんて考えられないと思います。

一度も、航空会社の費用分析をしたことがない人が、そんな判断ができるはずがない。それに、同乗者がどんな損害を受けるかまで考える必要もない。

一介の医師に、「広範な利益衡量」なんかさせちゃだめだと思います。航空会社のほうでも、ほんとうに医師かどうかもわからない乗客に、しかも、もし、医師だとしてもその力量も不明な人に、そんな判断を任せるものなんでしょうか?

そういう状況を設定して、「医師が広範な利益衡量」をする状況、と書いている著者は、やっぱり、かなり変わった考えかたの人じゃないかと思います。
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