前川折り紙のファンなら、カバー写真の牡鹿の作例をご覧になって、『ビバ!おりがみ』の「休む牡鹿」を思い出された方も、多いのではないだろうか。
『ビバ!おりがみ』では「長方形の用紙で、1枚折りを考えてみましょう」と文章で書かれているだけで、折り図は示されていなかった、立った状態の牡鹿。
その折り手順が示されている本書は、『本格折り紙』の続編であるだけでなく、『ビバ!おりがみ』の続編でもある。
『ビバ!おりがみ』での「かえる」「キリン」「チラノザウルス」などが、長方形の紙を用いることによって、より洗練された折りやすい作品にリニューアルされている。
幾何学パズル的な作例も興味深く、「三段弦巻立方体」などは、実際に折ってみると、一見折り紙とは思えないような曲線的なオブジェが出来上がる。
全体として初級・中級レベルの作例が中心なので、A4コピー用紙で気軽に楽しめる内容となっている。