『本日のスープ』から半年ちょいぶりに出版された第二弾。
今回も黒猫スープの日々の冒険が、モダンでクールなインテリアの中でモノクロの画面に躍動感いっぱいにとらえられているが、同居する先住猫パンの存在でガラリとストーリー性を帯びてきた。猫ばなれしたカッコよさをギンギンに放つパン、その子分の役をけなげに務めるスープ……そんな二匹の愛憎ともつかぬ微妙な関係を超短キャプション(しかも独特のおとぼけが今回も冴えている!)で描いていて楽しませてくれる。猫への視線にすら作者の透徹した美学が貫かれているみたいで、無駄のないシャープな味わい。だからこそ、愛らしいスープの姿に無条件で頬が緩んでしまうのだ。