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本はどう読むか (講談社現代新書 297)
 
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本はどう読むか (講談社現代新書 297) [新書]

清水 幾太郎
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

本はどう読み、どう役立てたらいいのか。効果的な読み方はないものだろうか。本書は、本の選び方、読み方から、メモのとり方、整理の仕方、外国書の読み方まで、著者が豊富な読書経験からあみだした、本とつきあう上で欠かすことのできない知恵や工夫の数々をあまさず明かし、あわせて、マス・メディア時代における読書の意義を考察した読んで楽しい知的実用の書である。そして同時に、ここには、読書というフィルターを通して写し出された1つの卓越した精神の歴史がある。

著者について

清水 幾太郎
(しみず いくたろう)
1907年東京の生まれ。東京帝国大学文学部卒業。社会学者。ジャーナリスト。讀賣新聞社論説委員、二十世紀研究所所長などを経て、学習院大学教授、清水研究室主宰。文学博士。著書に『流言蜚語』『社会的人間論』『社会学講義』『社会心理学』『論文の書き方』『現代思想』『倫理学ノート』『オーギュスト・コント』ほか。1988年歿。

登録情報

  • 新書: 182ページ
  • 出版社: 講談社 (1972/11/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061156977
  • ISBN-13: 978-4061156975
  • 発売日: 1972/11/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 118,545位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古本屋A トップ1000レビュアー
清水幾太郎は、しばしば自伝的なものを書いている。或いは、思想家の解説を書いても、「自分」との出会いを書くので、結局自伝みたいなものになっている。商社マンのような思想家だった、と私は思っているが、軽んじているのではなく、理想と現実を彷徨いながらも、稀有の現実感覚の思想家だったと尊敬している。この「本をどう読むか」は、秀逸な読書論であるばかりでなく、清水幾太郎、その人が良く出ている最も優れた本の一つだと思う。「読書論」として勧めていることは、オーソドックスで、バランスが良く、行届きすぎているぐらいだが、小才を効かして要領良く世渡りした人物の軽薄な意見ではなく、強い個性を持った秀才が、頭をぶつけなら学んでいった、体験記であり、嘘偽りが無い。やさしい言葉で無理なことを言っていないので、「じゃあ、俺も」と思うのだが、実行することは容易ではない。立派な教養を身につけることは高踏的な努力や才能を要求しないが、見かけよりずっと難易度が高いことを知るにつれ、清水の優秀さが分かってくる。同じような体験は、「福翁自伝」を読んだときにも受けた印象だ。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 社会学者であり、優れた文章の書き手としても知られている清水幾太郎氏の読書論です。この本は主に、自伝的な部分と読書論・方法論の部分から成り立っていますが、自伝的な部分にも、読書する姿勢についての重要なヒントがちりばめられているので、精読に値する本だと言えます。また、この本の出版当時の彼の思想が時折顔を出すので、彼の著作に親しんでいる人にとっては、そういった部分も楽しめると思います。

 読書論そのものについては、突飛な指摘は少なく、割と王道的なものであるが、自分が普段ぼんやりと考えていた読書のあり方やテクストの認識について、清水氏ほどの大読書家が説得力のある文章で展開しているので、そういったものをより明晰なかたちで再認識できます。また、昨今のハウツーものの中には、とても読者にハウツーを教える立場の人間が書くべき文章ではないようなものも多く見られますが、この本は著者が読者に安易に媚びることなく、膨大な読書経験から得られた持論を素直に展開しているので、そういった部分も読者をひきつける一因になっていると思います。

 ちなみに、個人的に目を引いたのが、「・・・読書会を組織しようと努力する学生の多くは、本当に読書が好きだというわけではないようである。」という指摘で、彼がもし生きていたら、昨今はやっているネットなどを通じた読書コミュニティや、現実における読書会の復活などについては、どういう意見を持つだろうか、ということなどを考えながら読んでいました。
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17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 本をどう読むか、それ以上に人生に対する筆者の考えが述べられている。これが面白い。読書については「面白いと感じる本を読む」。この一言に集約されている。背伸びして難しい本を読むのは時間の無駄。好きな本を読んでいれば、いずれその段階の本に飽き、もう一段階上の本を手に取るようになる。いくら名著と詠われる本も、読んでつまらなければ止める。でも、教養のための読書は必要。難しい本と、つまらない本は、別の問題。その他、読書について書かれていることの残りは普通です。メモするとかね。
 
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