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(1)「あんた本当に読んだのか?」と思ってしまうほどに
出版社の宣伝文句に毛が生えた程度の、うっす~いもの。
(2)「付き合いで書いている(書かされてる)んだろな」と
本の内容以前に、作者周辺の人脈がぷんぷん鼻につくもの。
(3)評者の思い入れが強く、第三者からすれば意味不明、
または一番美味しいところをブチまけてしまっているもの。
今書いているこのレビューは私が作者の愛読者である以上、
所詮(3)のようなものに過ぎないのかもしれない。
しかし、念のために言っておくと私が初めて作者の文章に魅力を
感じたのは新聞の書評欄を読んでいた時、すなわち「愛読者以前」だ。
作者は読んでみたくなる「本の音の聴かち?方」を心得ていると思う。
また、既読の本の書評を読んでみても、なるほどこういう
「聴き方」があったのかー、と十分に楽しむことが出来る。
至るところで掲載される書評をフォローしきれなかった私は
「いつか本にしておくれよ」と願っていたので嬉しいかぎりである。
ところで作者は、雑誌などで「自分が~系である」と言い切るのを
拒んだり、「一番好きな作家は」という質問を退けていた気がする。
このようなやり方は時に反発を招き、相手につかみどころのない
印象を与えてしまうものだ。だが、そうせざるを得ないように思える。
一点集中型というより分散複合型の人なのではないだろうか。
あえて「部外者」のスタンスで、こつこつ書きため、84冊分。
実は全編通して堀江敏幸の音楽であったりする。ナイス。
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