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本の音 (中公文庫)
 
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本の音 (中公文庫) [文庫]

堀江 敏幸
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

本の音に耳を澄まし、本の中から世界を望む――。積みあげられた本の山を崩しながら、著者が向き合い、書き溜めてきた、84冊についての書評集。

内容(「BOOK」データベースより)

愛と孤独について、言葉について、存在の意味について―本の音に耳を澄まし、本の中から世界を望む。小説、エッセイ、評論など、積みあげられた書物の山から見いだされた84冊。本への静かな愛にみちた書評集。

登録情報

  • 文庫: 269ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/10/22)
  • ISBN-10: 4122055539
  • ISBN-13: 978-4122055537
  • 発売日: 2011/10/22
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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36 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
世にあふれる書評には以下のようなものが結構多いものである。

(1)「あんた本当に読んだのか?」と思ってしまうほどに
出版社の宣伝文句に毛が生えた程度の、うっす~いもの。
(2)「付き合いで書いている(書かされてる)んだろな」と
本の内容以前に、作者周辺の人脈がぷんぷん鼻につくもの。
(3)評者の思い入れが強く、第三者からすれば意味不明、
または一番美味しいところをブチまけてしまっているもの。

今書いているこのレビューは私が作者の愛読者である以上、
所詮(3)のようなものに過ぎないのかもしれない。
しかし、念のために言っておくと私が初めて作者の文章に魅力を
感じたのは新聞の書評欄を読んでいた時、すなわち「愛読者以前」だ。

作者は読んでみたくなる「本の音の聴かち?方」を心得ていると思う。
また、既読の本の書評を読んでみても、なるほどこういう
「聴き方」があったのかー、と十分に楽しむことが出来る。
至るところで掲載される書評をフォローしきれなかった私は
「いつか本にしておくれよ」と願っていたので嬉しいかぎりである。

ところで作者は、雑誌などで「自分が~系である」と言い切るのを
拒んだり、「一番好きな作家は」という質問を退けていた気がする。
このようなやり方は時に反発を招き、相手につかみどころのない
印象を与えてしまうものだ。だが、そうせざるを得ないように思える。
一点集中型というより分散複合型の人なのではないだろうか。

あえて「部外者」のスタンスで、こつこつ書きため、84冊分。
実は全編通して堀江敏幸の音楽であったりする。ナイス。

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