内容紹介
海も山も川もいいけれど、夏はやっぱり読書に限る! というわけで、本の雑誌8月号はお待たせ上半期ベスト1発表の特大号。2011年の6月までに出たエンターテインメントから独断と偏見でベスト10を選ぶエンターテインメント・ベスト10に、12月から5月まで、それぞれの月のベスト1を本誌が気になる人々がぐりぐりで推す月別ベスト1、読者が選ぶ至極の1冊と、上半期の傑作大作面白本を総まくり。さらに松村雄策による上半期のトピックまである緊急特集だ。エンターテインメント・ベスト1に輝いたのは世界を股にかけたスリル満点のノンストップサスペンス『○ェ○○○○』!さあ、読み逃し本のチェックを済ませたら、団扇にビールに蚊取り線香を用意して、いざ、活字三昧のエコ夏休みに突入だあ! 新刊めったくたガイドは、杉江松恋がミステリー黎明期のノンフィクションをイチ押しすれば、鴻巣友季子は困っちゃうほど面白い『刑務所図書館の人びと』に驚嘆。大森望が『ねじまき少女』をこの10年のベストワンを争う傑作と断言すれば、酒井貞道は麻耶雄嵩『メルカトルかく語りき』を本格ミステリの断崖絶壁と戦慄。榎本文昌が青木淳悟の初長篇をわからなくてもおもしろいと絶賛すれば、内田剛は高校球児から裏方まで今年の夏は野球漬けに決定! そして北上次郎は『絆回廊』で新宿鮫が復活だあ!と感涙。ただただ愛おしいと繰り返す北上おじさんの「鮫」への愛を堪能してくれぃ! そして今月はなんとなんとの特集パート2つき! 「敏道市」を「恵介急行」が突っ走る今尾恵介ロングインタビュー(聞き手は地図の読める女・渡邊十絲子)から、おなじみ内田剛と「散歩の達人」編集長・山口昌彦が知られざる地図本の世界を熱く語る偏愛対談、メガラニカを愛する宮田珠己が現実を超越した古地図の真髄を紹介する古地図本ベスト10に、地図編集者・地図侍の日常、おじさん三人組がゲストを迎え地図の総本山・国土地理院に乱入する「地図と測量の科学館」レポートまで、地図の楽しさに迫る堂々の21ページ。その名も「地図は楽しい!」だ。来月に回せばラクだったのにね、と編集部も後悔しきりの特集パート2も忘れるな! さらに2000年に倒産した幻の出版社のフェアを仕掛けた流水書房青山店・秋葉直哉が、フェアのきっかけから全貌までを明かす「『小沢書店の影を求めて』について」、堀井憲一郎が読んだ本でベスト10をずんずん選ぶ「私のオールタイムベストテン」、辻村深月が子供を待ちながら欲望のままに買いまくる「図書カード三万円使い放題!」、恩田陸の10冊を三橋曉が選ぶ「恩田陸とともに行く十の旅」と特別企画もてんこ盛り! ページも増えて、ちょぴっと高いが、このボリュームで705円+税とは、安すぎだあ、と自画自賛。さあ、ガリガリ君は梨か巨峰か、ガツンとみかんで青リンゴ?の本の雑誌8月号を読んで暑さをぶっ飛ばそう!