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本の読み方
 
 

本の読み方 [単行本]

草森 紳一
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

読書の歓びは、内容を追いかけることだけではない。ついほかのことを考えたり、まどろんでしまったり、ただ本とともにあるこよなきひと時。書物の達人が、すべての書痴に贈る。

内容(「BOOK」データベースより)

本を読む。読みたいから読む。やむにやまれずただひたすらに。読み疲れてまどろんだりしても、それも読書のうちである。ただその本とある時間と空間を愛するのみ。読書の歓びとは、本とある快楽の追求以外のなにものでもない。すべての書痴に捧ぐ。書物万歳。

登録情報

  • 単行本: 166ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2009/8/8)
  • ISBN-10: 4309019285
  • ISBN-13: 978-4309019284
  • 発売日: 2009/8/8
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 230,222位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
無類の本好きだった草森紳一氏のエッセイです。2008年に惜しくも鬼籍に入られてわけで、草森氏の没後に、『ノーサイド』連載の「本の読み方」(1994年8月号から1996年6月号)に書かれたエッセイを収録したものです。

「ともかく読むのである」という一文がその凄まじい読書量を伝えています。1ケ月に150冊購入するなど気の遠くなるような本を読んできた吾人の矜持が伝わってきました。

「家で本を読む時、百パーセント、寝転んで読んでいる」ようで、そんな読書スタイルにも驚かされました。「本が好きな人は、眠くなるまで読む」というのも同感です。片時も本を読む、とにかく本を読んできたというのが随所に書かれていますが、その膨大な読書量から得られた各作家の書籍への簡単な書評がまたまとを得ています。こんな本を読んでいるのか、とか、この作家のこの本は読んだことがないとか、教えられることが多かったですね。

読書術でもありませんし、本から何かを得られるというハウツウ本でもありませんので、目的志向の読書には向きません。筆者同様、無類の本好きがただ「ともかく読むのである」という読書スタイルを取る方におススメの本だと思いました。

項目を少し記します。ウグイスの死、ロイド眼鏡もはずれて、猪口の数が増すにつれ、紅茶と葉巻、緑陰読書、天眼鏡、読書の不良、ぱたんと閉じる、重い旅行鞄、大きな無花果の木、老来書味深し、読書の冬、ほか。
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草森紳一死す 2012/5/14
形式:単行本
どうやら草森紳一病に私も罹ったようだ。「本が崩れる」という迷著に続き、本書まで買ってしまうのだから。何といっても帯が笑わせる。「本は崩れず。」とある。これは「本が崩れる」を読んでいる草森病患者にだけ、しかもかなり強烈に通じるジョークである。そうでない人には、何を言っているのか、さっぱり意味がわからないだろう。本書にはふんだんに読書している人々の写真が出てくる。ほぼすべてが都内で撮影されたものらしく、同じく東京都に勤務する私には、「あ、これは渋谷駅だ」「あ、八重洲ブックセンターの二宮金次郎だ」と撮影場所までわかってしまう写真が数葉ある。なんでも著者は「読書している人の姿」がとても好きなんだそうで、常に携行しているカメラを用いてパチリ、パチリと撮っていたそうで、それが本書の随所にふんだんに差し挟まれている。この写真がまた実にいい。中身は「読書」にまつわる古今東西の作家の文章をベースにした「読書」に関するエッセーである。今は無き文芸春秋社が出していた「ノーサイド」(コンセプトとしては「サライ」に似た内容ながら、文芸春秋的編集のなせる業か、わずか5年しかもたず、1996年に廃刊となってしまった)に連載されていたコラムである。中でも気に入ったのは、林真理子作「本を読む女」を扱った一章。いやあ、草森さんの文章って、味があるなあ。彼みたいな人生を私も送りたいなあ。
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形式:単行本
そのものずばりのタイトル。

この表紙の写真の素晴らしさ!

一心に、立ちながら本を読む女の子。本という不思議な世界の魅力が、これほど伝わってくる写真はない。

古今東西の作家や文化人、政治家たちが本について書いたことから敷衍して、自身が考える読書の快楽や本との接し方などを、軽やかに、多くの書物を参照し飛び回りながらつづっており、読書好きにはたまらない本。

草森が取り上げるのは、寺田虎彦、六代目圓生、白洲正子の祖父で初代台湾総督の樺山資紀、ヒトラー、芥川龍之介、ダシール・ハメット、アガサ・クリスティー、毛沢東などなど。

各章の冒頭には、草森がこっそりと撮影した本に読むふける人々の写真が、ややピンボケで掲げられていて、その出来も素晴らしい。

自由に、自在に、本を読み、知とたわむれる。こんな読書の達人に、あこがれる。
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