本が生まれる背景と、読まれる背景についてまとめた一冊。
・生まれる背景
売れないから本を出さざるを得ない出版社側の自転車操業により、
新刊が大量にばら撒かれ、ユーザーが玉も石も判断する暇もなく短命化している。
ネットやフリーペーパーにより情報の価値が低下、ライターや編プロへのしわ寄せ、
自費出版の問題など、ネガティヴな話題が占めている。
・読まれる背景
アサドクの効果、実は中高年の読書離れ、新書ブームの功罪、
個性的な書店、本屋大賞、ベストセラーの売れ方について、などなど。
ただ、今後、出版=本というハードではなく、出版社側はコンテンツホルダーとして、
デジタルでもアナログでも、また国内外すべてにおいて、利益を出せるビジネスモデルに
変容していくことは、大手出版社の動向を見ていて明らかだ。
ワンソース、マルチユース、マルチウィンドウ化が進んでいる昨今、
本というアナログメディアがどういう形で生き残るのか、興味深い。