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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
なにより人間的に深みがある人です,
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レビュー対象商品: 本の中の世界 (岩波新書) (新書)
ノーベル物理学賞受賞者である湯川秀樹博士が、自分の読んだ本に対して、それぞれに感じたこと、思ったことを述べています。
本の内容は、中国の古典「荘子」「墨子」漢詩集「唐詩選」日本の古典「山家集」「伊勢物語」「源氏物語」などからドストエフスキー、ラッセル、アインシュタインにまで非常に多岐に渡り、湯川博士の教養の広さ、深さにあらためて驚きました。 それぞれの本を読んで語られることは、自分が最初に読んだ当時の心持であったり、専門の量子力学との関連であったりと、これも色々な角度から述べられているのに驚きますし、読んでいる方も飽きないと思います。 読んだ本によっては小学生のころ、中学生のころのことを語っており、湯川博士の自伝である「旅人」を補完するような所もあります。 個人的には、専門は違えど同じ物理学者であったアインシュタイン、ラッセル・アインシュタイン宣言に関わったことから、思い入れのあるバートランド・ラッセルについて語られている章が一番面白かった。 文章も非常に綺麗で、整然と語られる文章は、秀でた人間と言うのは人間的にも深みがあることを感じさせます。 一読をお奨めします。
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
偉大な人物の本にまつわる人生論,
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レビュー対象商品: 本の中の世界 (岩波新書) (新書)
本書は、我が国において初のノーベル賞受賞者の湯川秀樹教授が、本にまつわる様々な思い出を自らの人生に重ね、時に世界的な学者との交流などを振り返り書き綴った書物である。教授は物理学の素粒子の分野でノーベル物理学賞を受賞されたが、意外なことに幼少の頃から手ほどきを受けた漢学、「老荘」の哲学の影響を強く受けていたことが分かり、驚いた。 他にも『源氏物語』やドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』などの古今東西の様々な文学作品や哲学にも影響を受けていたことが分かり、教授の教養の広く豊かな裾野が、独創的な科学的な思索を支えていたことを知った。 特に20世紀最大の天才と謳われた、友人であるアインシュタイン博士との交流や思い出話はとても興味深く心に残るものであった。 巻末にある、短い自叙伝-ある物理学者の宿命-と題する文章にも、思わず微笑が。教授は自己表現が非常に苦手で、「多分ほかの人ならば悩まなくてもすむような事を、終始自分で悩み続けている。」といった文章からも教授の意外な人間くさい一面が垣間見られた。 私にとっては忘れがたい書物である。
24 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本当に科学者?というくらい優しい,
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レビュー対象商品: 本の中の世界 (岩波新書) (新書)
日本で初めてのノーベル賞。凄い!でも何をして、どんな人で??とあんまり勉強した
と言う思い出のない私。 でも興味はある。え〜い、「クリック!」買ってしまえ。 人はたまには学びたいと思うのである。(笑) でもこの人天才なんだろうけど、言葉が優しい。難しい本のタイトルがついていて、そのタイトル(湯川さんが感銘をうけた本のタイトル) の内容を 湯川さんの言葉で、昔話と織り交ぜながら、 「なんか頭のいい人って、言葉がインテリで嫌い」とへそを曲げる私に、 物理学者っぽくない、 (すいません。勝手なイメージです) 優しさで包んでくれる。 そしてその湯川セレクト本を「読んでみたい」と思わせてくれた。 理数、文系の方もそして「昔、古典って授業あったよね〜」みたいな私のような 方も読んでいただきたい。 私は辞書で漢字調べたりしましたが、それが勉強になったか(笑) 因みに図に乗って買った、「物理講義」とか他の本はやはり私にはちんぷんかんぷんであった。
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