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末枯れの花守り (角川文庫)
 
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末枯れの花守り (角川文庫) [文庫]

菅 浩江
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

様々な「花」に託して女心の深奥を描く、あやかしのトゥルー・ストーリー。

初めて植えた朝顔に、男への想いを託す今日子。だが、最初の一輪が咲いた時に知り合った圭二郎から連絡が絶えてひと月になる。彼女の心が限界に近づいた時、永世姫、常世姫と名のる艶やかな和装姿の女たちが現れた…

内容(「BOOK」データベースより)

初めて植えた朝顔に、男への思いを託す今日子。最初の一輪が咲いた時に知り合った、圭次郎から連絡が絶えてひと月になる。彼女の心が限界に近づいた頃、永世姫、常世姫と名のる艶やかな和装姿の女たちがやってきた。「異界の花と化し、永遠の命を与えよう」という申し出は、今日子の心を動かす。だが、その時、姫たちの企みを邪魔するものが現れた。「鬼」と呼ばれし花守り、青葉時実だった!異界の者たちが争うところ、女心の深奥があばかれる。新鋭が描くあやかしのトゥルー・ストーリー。

登録情報

  • 文庫: 213ページ
  • 出版社: 角川書店 (2002/03)
  • ISBN-10: 4044120072
  • ISBN-13: 978-4044120078
  • 発売日: 2002/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 149,595位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私はこの話は、雑誌に連載されている頃、読みました。
確か「曼珠沙華」の話の回で、ちょうど、この話のサイドストーリーの、
青葉時実の主人の、何処とも知れぬ場所に住まう、
滅びの帝、日照間と、その妻、朧の悲劇の話が出てきた頃だった気がします。
しかし、その後、その雑誌が廃刊になってしまい、
ずっと続きが気になっていました。妖しくも美しい世界が
描かれている物語です。永世姫・常世姫という名前も、雅で素敵ですし、
日照間と朧の話も魅力的だと思います。

「朝顔」と「寒牡丹」と「山百合」では、それぞれの花が象徴する
要素を内包した三人の女性達が登場します。私は「寒牡丹」の話が
最も印象的でした。その回の主人公の、勝気で牡丹が好きな少女には、
あまり感情移入する事はなかったのですが、彼女と、時実の部下の
五郎とのやり取りが面白いです。それに、遊郭の花形だった、
美しき二人の女性が登場したりして、一番、能や歌舞伎を
思わせる場面が多く、華やかな話だったような気がします。

「山百合」の、百合依という少女が登場する話は、
話の始まり方が、とても面白いと思いました。
かなり切なさを感じる話でした。百合依のような人は、
多いんじゃないでしょうか? それから、私も空木の花は好きです。
だから、いい花として取り上げられていて良かったです。
この漢字の名前も好きですし。

また、確かに、妖しく美しく幻想的なだけ
ではなく、考えさせられる物語でもあると思います。
菅浩江氏は、京都出身だそうで、だから、こんな情感ある話が
書けたのかな?と思いました。ただ、時実と日照間と朧の過去については、
まだ謎も多く、そこはかなり気になりました。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
素晴らしい 2006/11/21
By 冬弥
形式:文庫
行間からこぼれ出る世界の妖しさ…素晴らしいの一言です。

つかの間の現実逃避…文章も登場人物達も美しく艶やかでそれでいて残酷な

ようで温かい…時の止まった空間と現実とを結ぶ者達の物語。

悔やむべきは自分の、着物や能楽、歌舞伎の知識のなさか。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
短編5編からなる小品ですが、紛れも無く傑作です。
ちょい褒めすぎですが、三島由紀夫の「現代能楽集」や渋沢龍彦の
「唐草物語」が好きな人ならば、是非手に取って欲しい作品です。
スニーカ文庫で出ていましたが、そういった偏見は的外れです。
小品ながらきちんと完結しています。(本当は残念)
この機会を逃すと2度と手にできないかも知れません。お早めに。
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最近のカスタマーレビュー
あえて辛口、気負いすぎ
... 続きを読む
投稿日: 2008/9/30 投稿者: ホレイシア
甘美な世界観。
花は散るから美しい。
しかし、人は永遠に咲く花を求める。

人とあやかしの描かれ方が実に美しい。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/21 投稿者: 猫花魁
傑作
この本をよんだのは随分前で表紙の絵に惹かれ手にとったが値段以上のものを得ました。なんの知識もなくても充分楽しめるが歌舞伎の知識があると倍増する。一定のレベルを求め... 続きを読む
投稿日: 2007/3/15 投稿者: のえ
永遠と滅びとの狭間
幻想的な映像美で、良くも悪しくも欲深い人の心の機微を描く一冊。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/30 投稿者: 香桑
飴玉の力
「老松」に出てくるフサばあちゃんは豪の者で

全ての登場人物の中でも特に好きです。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/11 投稿者: pagya
幻想と美+現実
最初は表紙買いでしたが、この作品では大正解。挿絵と内容が異様に合っています。両者が引き立てあう感じ。文章は表現が最高に綺麗で、人物・世界の双方の幻想と美を支えてい... 続きを読む
投稿日: 2005/8/28 投稿者: 2364
おしまいの「老松」の話が抜群に良かった!
表紙の装画を飾っている波津彬子さんの絵に惹かれて本書を購入、早速手にとって読んでみました。... 続きを読む
投稿日: 2004/6/1 投稿者: 風(kaze)
好きな花は?
はじめは表紙の智内兄助の絵が目当てで購入しました。
けれど、読み始めてみて「内容も当たりだな」と思いました。... 続きを読む
投稿日: 2004/1/24 投稿者: カスミ
表現が美しい!
色々と考える作品だと思いました。表現がとてもキレイですらすらと読むことが出来ると思います。少し切なくなるお話でしたが楽しく読むことが出来ました!
投稿日: 2003/11/29 投稿者: 香月
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