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未踏峰
 
 

未踏峰 [単行本]

笹本稜平
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ここで逃げたら、
死ぬまで人生から逃げ続けることになる――

ハンデを背負った三人の若者と、
未来を手放した伝説の登山家。
運命の出会いが、「祈りの峰」への扉を開く。
ヒマラヤを舞台に、人間の希望を描く感動長編!

著者について

〈著者略歴〉1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務後、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。’04年、『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。スケールの大きい冒険・謀略小説を構築する作家として脚光を浴びる。最近は『越境捜査』などの作品で、警察小説の書き手としても存在感を示している。他の著書に『天空への回廊』『不正侵入』『許さざる者』『駐在刑事』や、新境地を示した感動の山岳小説『還るべき場所』などがある。

登録情報

  • 単行本: 352ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2009/10/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396633262
  • ISBN-13: 978-4396633264
  • 発売日: 2009/10/27
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 92,602位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ラク
形式:単行本
それまで山とは縁のない三人の若者がある山小屋の主人を通して出会い、三人共にヒマラヤの未踏峰に登るという共通する夢を持つことになる・・・。

自分は登山を始めて一年経っていない若造だが、この本はすでに登山を始めている人は勿論だが登山を始めようとしている人にもぜひ進めたい一冊だと思う。
山に登る喜び、登りきったときの達成感、山に関わっている時のさまざまな思いを描写しているので読んでいる最中、自分がこれまで行ってきた山行を彷彿とさせてくれました。
山岳シーンの重厚さはまるで自分がその場に行って登山しているような錯覚を味わうことが出来ます。
またこの三人がいかにしてヒマラヤ未踏峰へ登る夢を持つにいたったか、そんな人間ドラマも見所です。
この本は自分にとって人生、登山の方向性を考える上での材料の一つとなってくれました。
人生とは、登山とは・・・そんなことを考えさせてくれる小説です。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 著者のものを読むのは『グリズリー』(2004)以来です。
こんな山登りの小説を書いているなんて知りませんでし
た。本作を読み終えてから、世評高い『還るべき場所』
(2008)を手にとりました。ヒマラヤ・ブロードピークから
の生還をめぐり、戻る側とそれを待つ側互いの焦燥感と
絶望感とが、まるで映画のカットバックのごとく交互に
書き分けられていて、思わず手に汗握る迫力がありまし
た。けだし傑作というべきでしょう。
 それに比べると本作は、スケールが小さくなった感は
否めません。ただし、それを補うかのように派遣労働者、
発達・知的障害者の三人を主人公に据えて、新機軸を
出そうとしています。山に挑戦することが人生の可能性
を開くというテーマは前作と共通ながら、主人公達の世
間での生きにくさが強調された分、読後感は違ったもの
になりました。(アスペルガー症候群を病むサヤカの調
理へのこだわりは、本物志向で快いものでした。それに
しても昨年は、映画でも『南極料理人』、『のんちゃんの
り弁』などと食へのこだわりがトレンドでした。何故なん
でしょうか。)
 山岳小説といえば、わたしには新田次郎や吉村昭の
ものしか思い浮かびません。しかし、それは記録小説
と呼ぶべきものでした。フィクションとしての山岳小説、
それは新境地と言ってよいと思います。著者に期待し
ています。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
話の筋に、特に最後は無理がある。というのは否めない。
しかし、ここに出てくる3人の若者は、ある種の障害、今風で言うと、特別支援を要する人たちである。
これを読んで、感じることは人それぞれだと思うが、
何らかの心、精神の病にかかっている若者はおそらく、大変多いのだろう。
単純に山に登り未踏峰に昇ればいいというものではないと思うが、
自分の山に登り、自己肯定感を高めて、生きていって欲しいという筆者の願いのようなものを感じた。

それと、今時の若い者は。と言う言葉は、今に始まった言葉ではないという事を今更ながらに山小屋の主人を通して感じる。
誰しもが、若い時がある。という心理を上手に描いているのではないかと思う。

山に登る描写もすばらしいが、人間の心理の描写もすばらしいと思う。
若い人に読んでいただきたい小説であろう。
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