本著のポイントは後半の岡田氏の文を参考にすると、
「コンテンツはどう考えても無料になるしかない」
「ベーシック・インカムを導入したら仕事は義務じゃなくて、権利になる」
「エネルギーも人間が使うくらいの分は無限にある」
ということであり、上記より、なににおびえる必要があるのか、
まずは「僕らはすでに豊かだ」という考えに立脚することを説いている。
ベースは小飼氏の
働かざるもの、飢えるべからず。によっているが、本著ではその実践的運用の単位を、
手始めに市区町村や自治体などの小規模なものを想定しており、
前著に比べてややトーンダウンしている。
また、本著で編集者がどうしても問題点をさがしたくなる、
と言うように、ベーシックインカムの考えそのものへの抵抗感は、
どの年代も根強くあるのではないだろうか。
また仕事が権利になるとはいえ、クリエイター的ではない、
ロジスティックや必要な雪かき的単純労働はどうなってしまうのか、
なにもせずとも金が手に入る世の中でそれは評価社会で評価されるのだろうか。
自己犠牲的に従事する人ではおそらく足りないだろう。