全26話各話の解説とハイライト、キャラクターやメカなどの紹介、
声優ならびに制作スタッフらの貴重な一言あるいは苦労話、
宮崎駿監督のイメージボードおよびインタビュー、
などで構成されています。
制作スタッフの一言のなかで高畑勲監督はあとは宮崎監督に
よきプロデューサーがついてオリジナルの企画作品で
思う存分仕事をさせたいと述べています(93頁)。
これは実現しましたね。
魅力的で牧歌的なクラリネットの音楽などを作曲された
池辺晋一郎氏は『コナン』の音楽を担当できて幸福だったと述べています(149頁)。
宮崎監督が心に残っているシーンはインダストリアが
最後に沈んでいくところだそうです(146頁)。
私も同感であり、私はそのシーンを人間のエゴ・強欲の象徴あるいは、
経済成長が作り出した虚構が崩壊していくところだと解釈しています。
全体の印象としてやや暗めであり、字が小さいです。
しかし、関係スタッフの労作の世界をいきいきと伝えてくれます。