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未来型サバイバル音楽論―USTREAM、twitterは何を変えたのか (中公新書ラクレ)
 
 

未来型サバイバル音楽論―USTREAM、twitterは何を変えたのか (中公新書ラクレ) [単行本]

津田 大介 , 牧村 憲一
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (54件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

CDが売れない音楽業界、ライブ・フェスの盛況、双方向のコミュニケーションで生まれる音楽など、多岐にわたり徹底討論。アーティストが自由に発信できる時代の、音楽のあり方とは?全てのジャンルが溶解しつつある今だからこそ問われるべき「未来型レーベル」の構想。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

津田 大介
メディアジャーナリスト。早稲田大学大学院政治学研究科非常勤講師。1973年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。コンテンツビジネス周辺や著作権、IT・ネットサービスをフィールドに執筆。2006年から08年まで文化審議会著作権分科会において専門委員を務める。07年、「MIAU(インターネットユーザー協会)」を設立。音楽ニュースメディア「ナタリー」を手がける(株)ナターシャ取締役

牧村 憲一
音楽プロデューサー。昭和音楽大学講師。プロジェクト東京24区に在籍。1946年東京都渋谷区生まれ。早稲田大学在学中から音楽業界に身を投じ、ユイ音楽工房の設立に参加。独立後は、シュガー・ベイブらの宣伝制作会社を経て、竹内まりや、大貫妙子、加藤和彦の制作に関わる。80年代は細野晴臣主宰のノン・スタンダード・レーベル、90年代にはフリッパーズ・ギターの制作、渋谷系の総本山と称されたTRATTORIAや、L←→RがデビューしたWITSなどの数々のレーベルを興す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 253ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2010/11)
  • ISBN-10: 4121503708
  • ISBN-13: 978-4121503701
  • 発売日: 2010/11
  • 商品の寸法: 17.3 x 10.9 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (54件のカスタマーレビュー)
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43 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By naichi トップ500レビュアー
発売直前に、Twitter上で話題になった、津田大介氏と音楽プロデューサー・牧村憲一氏の共著。ソーシャルメディア時代における、これからの音楽の在り方について、まとめた貴重な一冊。

音楽業界をテーマに描かれている書なのだが、人ごととは思えない業界は沢山ある。出版業界、TV業界、そして我が広告業界も・・・
そのためこの本を読みながら、サバイバルのポイントを「ビジネスにおいてサバイブするために、どうあるべきなのか」という公の側面、「強大化しつつある個人のパワーを、どのように活用できるのか」という私の側面、双方から考えてみることにした。

◆本書で主張されているサバイバルのポイント
・一人1レーベル立ち上げよう。レーベル=音楽と限定せず、意思を持った人が連携しあうことで、新しい文化が作られていく。
・ipadに象徴されるように、映像、音楽、絵など様々なものが「文化があるべきところ」に回帰する時代。だから、発信する人たちは一人何役もすればいい。
・パターンを知る、研究する。過去のモノをきちんと伝承していくという考え方をした上で、それを深く追求するか、拒否するかが重要。
・いい役割をするミドルマン=ニューミドルマンの重要性は増してくる。
・何を目標にしているのか、どういうことを表現したいのか、今の時代において何がヴィヴィットなのかというところを押さえて、どう演出するのか、誰を連れてきたら面白いものができるのか、という視点で考えることがキーポイント。
・「場」をどう作っていくかということと、継続することが大事。
・コミュニケーションを売る、キャラクターやストーリーを打ち出して、パーソナルを消費してもらう、ということが求められている。
・常に情報が更新されていくリアルタイム感の中で、瞬間的に物事を決断し、即座に行動に移していくことが新しいプロデューサー像。
・自分の美意識にこだわること、投資すること、新しいアイディアを考えることに時間とエネルギーを惜しまないこと。

初めは、ビジネスにおいて求められること、プライベートにおいて求められること、分けて抜き出してみたのだが、途中でそれは意味のないことであることに気がついた。全ての項目が、公私双方において”重要なこと”として、当てはまってしまうのだ。
すなわち、この変化の時代において最も重要なことは、公私の境目をなくしていくということなのかもしれない。自分が会社で業務に取り組むことと、今こうしてブログを書いていることは、本質的には非常に近しい行為である。もはや、発信側と受信側という境目など無い時代なのだ。

これをポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるか、どちらでも構わないが、自分の立ち位置を認識しておくこともまた、必要なことなのだろう。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By voodootalk 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
Amazon Vine™ レビュー (詳しくはこちら)
2010年11月10日リリース。『twitter』の津田大介氏とかぐや姫の『神田川』がディレクターとして有名な牧村憲一氏の『未来型サバイバル音楽論』である。最も好きな分野なのでどんどん読めた。

しかしながら、津田大介×牧村憲一両氏の『音楽』に対する懐の深さが違い過ぎて、話が噛み合わないところが随所に感じられる。と言うか、津田氏は、音楽は大して詳しくないのに知ったかぶりし過ぎである。もう少し、知らないことを認識して牧村氏のお話を聞くくらいで丁度いいのに、随所にボロが出ていて読んでいてなかなか苦痛だ。

たとえば、まつきあゆむなるミュージシャンの2010年1月1日のアルバムの話が出てくるが、そんなアルバムの存在は大海の砂のような事象だ。むしろ23ページに出てくるレディオヘッドの『In Rainbows』の売り方のほうが大事件だった。それを無理やり『2010年代』でくくろうと誘導尋問的な話の展開をしているが、全然的はずれである。メジャー中のメジャー(プリンスの話も出てくるが、この当時プリンスは音楽シーンをほぼ隠居状態だったはずだ)なバンドの新譜がネットでZipで自由にダウンロードできて、勝手に値段を決めろ、と言われた衝撃にまさるものは無かったはずだ。もう一つ津田氏は38ページでクラフトワークとYMOを同時期に出てきたみたいなことを書いているが、これも大間違いだ。ヒップホップのことも全然分かっていない。つまりこの話のイニシアチブを取るレベルに到達していないのだ。

一方の牧村憲一氏は素晴らしい。ぼくはこの人の本は初めて読んだが、さすがは何十年も音楽で飯を食ってきたことはあると感心した。特にレーベルの薀蓄には唸った。

ただ結論から言わせてもらえれば、ここでの内容は、論点がプロデューサに偏りすぎていて、リスナーの変化を的確に捉えきれていないと思う。リスナーは、よりカンタンに高音質の音楽を手に入れて聴きたいと思っていると思う。そこを完全に理解してたのがアップルのスティーヴ・ジョブズだった。それは今でもMacがブルー・レイという『入れ物』に対応していないのにも現れている。つまり、ジョブズはどんどん大きさが変化する『入れ物』なんて関係ない、全てはネットからダウンロードして直ぐに聴ける。これ以上にカンタンなことはない、ということに気がついていたのだ。

にもかかわらず、プロデューサの視点や新しいネット・サービスの視点から、やれレコードからCDだ枚数の変遷がどうだ、ということは実はリスナーの動向が分かっていないと思う。

そして、語っている分野が狭すぎである。例えばジャズで言えばマンフレート・アイヒャーのECMのようなレーベル、クラシックで言えばイギリスの気鋭のレーベル、ハイペリオンがどのように顧客を掴み、今に至っているかといった分析がせめて欲しいところだ。また、MP3のことばかり書いているが、ハイペリオンなどはより高音質で応用性も高い、flacフォーマットでも楽曲を手に入れられるような仕掛けを用意している。こういうところについても踏み込みが浅い。

ホントに濃いリスナーは、より高音質のSACD等で供給されるCDには強い関心を持っていて、実際購入していると思う。だから単にCDと言って16ビットのものだけ統計を取るのも正しくないだろう。

これで『今』そして『未来』の音楽を語っているとはぼくには到底思えなかった。
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By sexy-voice VINE™ メンバー
Amazon Vine™ レビュー (詳しくはこちら)
面白い内容だと思ったけど、ほぼ知っていたり、予想がつくような内容ばかりで、斬新さがなかったです。
これからツイッターや音楽配信について知りたいという方にはいいと思います。
文庫本サイズは旅に持っていけるのでよかった。
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牧村さんだけ別の本を出してください。
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