実際のサビアン占いは、太陽・月・木星・火星・・・など、数ある太陽系の惑星それぞれに星座の度数があてられ、自分の内面だけでなく社会的側面、霊的側面にもそれぞれサビアンシンボルがあてられます。
この本では、自分自身の個性を最も顕著に表す、太陽のサビアンシンボルを出す事だけに焦点をあてており、サビアン初心者や、今後掘り下げて学ぶつもりのない一見さんでも読みやすくなっています。
出生時のサビアンシンボルから、1年に1度ずつシンボルがあてられていきますから、いま現在の実年齢の傾向も、去年、来年、再来年の傾向もみることができます。
そもそもサビアンは、ある外国の占い師さんがインスピレーションから各星座の度数(30度×12星座=360シンボル)に象徴を当てていったものであり、各度数の説明が不思議で抽象的になりがちなのです。それを、この本は、誰にでも分かりやすいように、シンボルを「意訳」したようなものだと思えば間違いないと思います。
私は占いのしくみ自体に興味があり、他の惑星のシンボルも出したいので、この本だけでは物足りないのですが、逆に、他の詳細な本だけだと小難しくて、シンボルの解釈に困る事も。そんな時に、この本の易しい説明文が役にたちます。小難しい解説本がサビアンの「教科書」ならば、こちらは「資料集」のようなものでしょうか。
装丁も綺麗ですし、中身も読みやすいレイアウトでしっかりした出来ですが、お値段もお値段ですし、一年に見開き2ページしかあてられていない事を考えると、何となく手に取った一見さんではすぐに飽きてしまうような気も・・・。サビアンとはどんなものか大まかに知りたい初心者への入門書や、ちゃんとサビアンを勉強したい人のサブテキストといった意味合いでは、とてもオススメです。