以下の点で、この本は良い評価ができません。
・アガスティアの葉の予言の取得のプロセスについての説明が欠けていること。
・17000年前とされる予言中に、テレビ、ファッションモデル、コメンテーター等の現代的な用語が頻出しているが、これはかなり恣意的な「翻訳」あるいは「解釈」が差し挟まれていることを示しており、その結果、予言とされるものの全体的な信ぴょう性が疑わしくなっている。
・著者は、自らを「賢明」としていたり、アガスティアの葉を取得したり読んだりしている他の方たちを「未熟」であるため予言を理解できないとしているが、その根拠は希薄である。
・地震や放射能や政府の政策に関する私的な見解、解釈が冗長に展開されているが、それらとアガスティアの予言との関係についての説明がなく、不親切である。
・今後日本で地震に対して安全であるとアガスティアの予言で言われている地域があるとしながら、その具体的な地名については「あらかじめこうしたエリアを公表することで、本来その災害で死すべき運命を持った人がその後も生き残ってしまうかもしれません」等という理由で伏字にしており、「地震対策」という章の表題が示すような対策としての体をなしていない。
ただし、2048年までの長期予言ということで、年を分けて国名等を明示しつつ予言を明らかにしている点については、その潔さだけを評価し、星は一つではなく二つとしました。