登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
装丁も中身も美しい本,
By
レビュー対象商品: 未来への周遊券 (単行本)
久しぶりに美しいと思える本に出会った。
装丁も凝っているわけではなく、書籍を所有する喜びが感じられるような出来。本の内容にあった素敵な装丁だと思ったら、クラフト・エヴィング商會の手によるものだった。 内容も負けてない。ノンフィクションライターの最相葉月氏と小説家(だけではないけど)の瀬名秀明氏の往復書簡という形式をとった科学に関するエッセイ。もとは、産経新聞に連載されいた。 お互いの文章が織り重ねられるように、一つのテーマから他のテーマへ、違和感なく展開していく。二人の科学観は全く同じわけではないのだろうが、科学技術が未来を創っていく思いは共通していて、それが対話を成立させ、そして、その対話を豊かにしていく。 読み進めるうちに、「この往復書簡がずっと続いて欲しい」と思うぐらい、読み終えたくなくなるぐらいの本だった。 ちょうど、二人の著者の間ぐらいに生まれた自分もかれらの少年時代を共有していて、少年時代の科学に対する思いなどが思い起こされ、自分が科学少年だったことを思い出した。 こういう本を小中学生に読んで欲しいな。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
人がつくる未来,
By ひろぽん (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 未来への周遊券 (単行本)
ノンフィクションライターの最相葉月と、SF作家の瀬名秀明。
この2人が『未来』をテーマに手紙をやり取りする。 2008年4月~2009年10月の産経新聞での連載をまとめたもの。 一通目の最相さんからの手紙が素晴らしいと思う。 これを読むだけで未来を考えるというのはどういうことなのか、深く考えさせられる。 最相さんは未来とは「できることを積み重ねる旅」だと言う。 瀬名さんとのやり取りの中で、確かに『未来』を感じさせる技術が紹介される。 だが、ただ技術を紹介するだけでなく、それを作っている人の姿勢や信念のようなものも一緒に描く。 未来を考えるとき、革新的な技術を想像しがちだが、この2人はそれを作る人を表に出す。 過去を作ってきたのも人で、これから未来を作っていくのも人なのだと強く意識させられる。 未来とは個人の夢の積み重ねなのだ。 50年前は多くの人が持っていた科学への期待は、今の時代では同じように持つことはできない。 未来がバラ色であるとはどうしても思えない。 環境やら戦争やら心配なことはたくさんあるけれど、少なくても科学は少しずつ進歩してると感じられた。 いや、進歩させている人がいると感じられたことが収穫だったと思う。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
できることを積み重ねる旅,
By 食いしん坊 (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 未来への周遊券 (単行本)
科学をテーマにした往復書簡。ノンフィクションライターの最相葉月とSF作家の
瀬名英明。どちらも好きな作家なのですぐに食いつきました。 生命科学や宇宙など、テーマの詳細は多岐にわたります。が、その中でも、“未来 を考えること”の大事さについて何度も話題は辿り着きます。特に気になった表現 は以下の通り。 「明日さえわからないのに未来など考えられないなどとうそぶくのではなく、明日を生きることをまず考える、その積み重ねが未来をつくる。」 「(人間が)愛すべき集団の輪を広げ、私たちが宇宙の一員であることに気づかせてくれたのは、科学の力だけではなく、科学が切り拓こうとする世界を物語る力だっただろう」 「(“光速より速いものはない”という知識を星新一から披露された際のお父さんの言葉)今地球のことを考えている。次に遠い星のことを考える。これにはなんら時間を要しない。人間の思考は光より速いということになるぞ。」 「“運命への平静さと勇気と知恵”を持ちたいと願うとき、少なくとも、他者の息づかいを感じ取る無線機だけは手放さずにいたい。」 “言いこと”を言おうとする瀬名さんに対して、自然体の最相さんのちょっとした フレーズの中に込められた思いが印象に残ります。 ”科学とは何か?”、”未来を考える意義とは何か?”を考えるきっかけになる 本です。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|