弩級戦艦の時代からの、未完成に終わった戦艦に絞り、建艦思想の歴史をたどっている。光栄の姉妹シリーズの「戦艦名鑑」よりもカラーイラストで紹介されている艦数も多く、錆び具合まで描かれていて、実在しなかっただけに、読者のイメージを膨らませてくれる。(中には、スツーカの爆撃を受けているソヴィエトの戦艦の想像画もある)ほかの名鑑シリーズと比べて、解説部分が多く、通読してもいいくらいの読み応えがある。反対に、調べるための図鑑としては、見にくいかも。こういう本を読みながら、実際には生起しなかった戦艦対戦艦の正々堂々とした海戦を想像するのが、戦艦ファンの一番の悦楽ではないでしょうか。