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木練柿 (光文社時代小説文庫)
 
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木練柿 (光文社時代小説文庫) [文庫]

あさの あつこ
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

胸を匕首で刺された骸が発見された。北定町廻り同心の木暮信次郎が袖から見つけた一枚の紙、そこには小間物問屋遠野屋の女中頭の名が、そして、事件は意外な展開に…(「楓葉の客」)。表題作をはじめ闇を纒う同心・信次郎と刀を捨てた商人・清之介が織りなす魂を揺する物語。時代小説に新しい風を吹きこんだ『弥勒の月』『夜叉桜』に続くシリーズ第三巻、待望の文庫化。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

あさの あつこ
1954年岡山県生まれ。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バツテリー2』で日本児童文学者協会賞、「バッテリー」シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞。2011年、『たまゆら』で第18回島清恋愛文学賞を受賞する。児童文学から一般文学、時代小説、スポーツ小説までとその著作ジャンルは広く、多くの読者を魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 379ページ
  • 出版社: 光文社 (2012/1/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334763499
  • ISBN-13: 978-4334763497
  • 発売日: 2012/1/12
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.7 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
おしのが、娘おりんと清之介の出会いをしみじみと思い出していた頃、縁があり遠野屋に
拾われ、清之介が我が子と思い育てているおこまが何ものかにさらわれた。清之介は
木暮信次郎に助けを求める。おこまをさらった犯人の狙いはいったい何か?おこまは無事
遠野屋に戻ってこられるのか?表題作「木練柿」を含む4編を収録。「弥勒の月」「夜叉桜」に
続く、シリーズ第3作。

シリーズ2作目の「夜叉桜」で清之介に託された幼い命の行く末が案じられたが、おしのや
清之介、女中頭のおみつらの愛情を受けすくすく育っていたのに安心した。おしのも少しずつ
現実を受け入れ、元気を取り戻しているようでほっとした。ただ、今回の作品では、清之介の
過去に関係する人物の登場や、それに伴って起こる事件などがいっさいなかった。このまま
平穏に生活できるとはどうしても思えない。「闇の力」ははたしてこれから清之介にどう接触
してくるのか?とても気になるところだ。今回の作品も心に切なくしみてくる話が多かった。
描写に少々くどさを感じたが、おりんと清之介のことは特に胸にぐっとくるものがあった。
これからが楽しみなシリーズだ。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 おりんに、「お覚悟を」と迫られた清弥は、ひとかどの商人、遠野屋清之介となった。
 清之介の所作は、見惚れるように滑らかである。まわりには、ゆきとどいた言葉をかけ、心遣いをみせる。店の者にも全面的に信頼されている。だがそのこと自体が、好意的に見ているものにさえ、時として懸念を抱かせる。
≪計算ずくであるわけがない。この男の本質なのだ。この男はこうやって他者の心を掴み、揺すり、操る。
 操る?
 伊佐治は息を詰め、頭を振った。≫
 武士と商人の間に、「覚悟」があった。だが清之介の「覚悟」がどうであったとしても、同心小暮信次郎の眼に視えるものがある。
≪親分は、あやつが商人などではなく正真の人斬りだと心底では思っていた。そういうこったろ。≫
 義母は、その不安のゆえに、娘おりんを追い詰めた。信次郎は清之介を、「狩る相手」と考えている。伊佐治には、信次郎の言葉を否定できない時がある。清之介は、まわりのものを力づける、そして怖れを抱かせる。まわりのものは否応なく、清之助の渦に巻き込まれる。しかも、清之助自身が、己を不吉なものではないかという思いをぬぐい切れていないのだ。そこに、おこまという養女が現れる、まさにかけがえのない存在として。
 総ての話が、信と不信が交錯する場として、進んでいく。そしてそこに、怖ろしいもの、が現れては消える。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
人と人と人 2010/3/16
形式:単行本
いろいろな人と人とのあいだに物語が紡がれていきます。
信次郎は相変わらずです。遠野屋と違って人から好かれる性格ではありませんが、いい仕事はします。しかもはやいです。
このまま変わらないのか、変わるのか。信次郎のこれからが気になります。
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