木管楽器の構造上の変遷、演奏・解釈の歴史をとらえることによって自分が演奏している楽器の今を捉えることは重要なことだと思った。音符の羅列+一言のような書いた本人が指導しないと意味がないようなエチュードを買うことは無意味である。このような自分の現在の「立ち位置」を確認させるような書物は画期的であり、木管楽器にかかわっている演奏者・指導者には必携の書であると思う。
佐伯茂樹氏は取材を通して多くの素晴らしい音楽家と接しているので、この本を起点としてさらに実技編も出していただくことを期待する。
さらに、金管奏者むけに『金管楽器 演奏の新理論』も早急に企画していただくよう出版社であるヤマハミュージックメディアにお願いしたい。