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木枯し紋次郎 (一) 赦免花は散った (光文社文庫)
 
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木枯し紋次郎 (一) 赦免花は散った (光文社文庫) [文庫]

笹沢 左保
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 光文社 (1997/01)
  • ISBN-10: 4334723403
  • ISBN-13: 978-4334723408
  • 発売日: 1997/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
前ですが、小説の『木枯し紋次郎』に
ハマッていました。
そのきっかけが、この第一巻『赦免花は散った』でした。
偶然、本屋で目にして興味本位で購入。
テレビシリーズの存在は知ってはいましたが、放送自体は
見たことがなく、「あぁ、あの時代劇の本だ・・・。」くらいの印象。
それが読んでみると、これが面白いのなんの!。

あっという間に読み終わってしまいました。
一話完結の物語ですが、個々の話ごとに見事な展開、あっと驚く
結末が用意されていて、まったく飽きる事がありません!。
特に、『湯煙に月は砕けた』が面白い。
無法者たちが占拠した、温泉宿での一夜。そこで繰り広げられる
密室劇は、緊張感ただよう展開が、最初から最後まで途切れる事無く、サスペンスとしても楽しめる一編。
さらに、テレビでは描かれることが無かった真の第一話、表題作
『赦免花は散った』もファン必見!。
テレビシリーズを見た事がある人も、無い人も楽しめる傑作小説です。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 山科のうし トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 その昔この物語のドラマ版が一世を風靡した頃、我が家ではこれを見る習慣がなくて取り残されたような思いをしたものだ。今となってはとくにドラマを見たいとは思わず、いっそ原作を読みたいと思った。それが手軽に文庫で読めるのは実にありがたい。
 虚無的なアウトサイダーのさすらい。人間関係で地獄を見て、深い人間不信に陥り、希望を持たなくなった人間像。よくあるといえばよくある類型だが、それがここまで印象的な形に結晶した例はそうないのではないか。暗く厳しい相貌、みすぼらしい身なり、がっしりした刀、木枯らしの音を誘う長い長い楊枝、あっしにはかかわりのねえこって、という言葉。
 木枯らし紋次郎は、その凄腕と、人と関わろうとしないことで知られた渡世人である。何の当てもなくただひたすら歩いて旅を続けることで生きているが、あれこれ事件に巻き込まれてしまう。
 あるいは昔流行ったときほど、こうした人物像を今の時代は求めていないのかもしれないが、依然魅力的なのはたしかである。虚無的といっても、人の世への絶望からそうなっているだけで、根は仁義に厚く、人情を捨てきれずにいつも人助けに絡んでいく。そしてしばしばまた裏切られる。その矛盾がいい。
 シリーズを通じていつも同じようと言えば同じような話で、一方でそれがよくてはまるのだが、あるいはマンネリとも感じられるかもしれない。その点、この第一作は、そもそもの出発点が描かれるからいっそう興味深い。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
記念すべき木枯らし紋次郎第一話「赦免花は散った」だが残念ながら
TVドラマ未発表作で映画化はされているが菅原文太氏が主役で
中村敦夫氏のイメージが強い私としては一寸残念な気がする。
さてストーリーだが、幼馴染の兄貴分に騙され絶海の孤島三宅島に
流されるのだが、流人仲間と共謀して脱出し自分を騙した兄貴分を
探し出し復讐するという内容だ。
南海の楽園とはほど遠く、近年起こった島民全員島外避難のニュースを
見てもそうだが火山の爆発による溶岩の流出と毒ガス。
受刑者への銃殺刑が青く晴れ渡った空の下、9月なのに真夏の様な暑さ
が非情とも思えるようなムードの中でボロボロの衣装を着た流人達
の見守る中おこなわれ、読み手のほうも汗がにじんでくるようだった。
三宅島の噴火が起き、島民たちの大混乱に乗じて紋次郎と流人グループ
が脱出に成功した場面は映画「パピヨン」とアレクサンドル・デュマの
「モンテクリスト伯」を連想させた。
お花・源太の島抜け船上のまぬけな行動には笑ってしまった、流人同士の
結束の無さが一層紋次郎の孤高さを強調する様に思えた・・・。
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