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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか [単行本]

増田 俊也
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (137件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,808 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

昭和29年12月22日----。プロ柔道からプロレスに転じた木村政彦が、当時、人気絶頂の力道山と「実力日本一を争う」という名目で開催された「昭和の巌流島決戦」。試合は「引き分けにする」ことが事前に決められていたものの、木村が一方的に叩き潰され、KOされてしまう。まだ2局しかなかったとはいえ、共に生放送していたテレビの視聴率は100%。まさに、全国民注視の中で、無残な姿を晒してしまった木村、時に37歳。75歳まで生きた彼の、人生の折り返し点で起きた屈辱の出来事だった。柔道の現役時代、木村は柔道を殺し合いのための武道ととらえ、試合の前夜には必ず短刀の切っ先を腹部にあて、切腹の練習をして試合に臨んだ。負ければ腹を切る、その覚悟こそが木村を常勝たらしめたのである。約束を破った力道山を許すことができなかった木村は、かつて切腹の練習の際に使っていた短刀を手に、力道山を殺そうと付けねらう。しかし、現実にはそうはならなかった......その深層は? 戦後スポーツ史上、最大の謎とされる「巌流島決戦」を軸に、希代の最強柔道家・木村政彦の人生を詳\xA1
細に描く、大河巨編!!

出版社からのコメント

『ゴング格闘技』誌上において、2008年から2011年まで、約4年間にわたって大反響を呼んだ長期大型連載が、待望の単行本化です。戦前、史上最年少で「全日本選士権」を制し、1949年に優勝するまで一度も負けず、15年間、不敗のまま引退。木村政彦は間違いなく日本柔道史上、最強の柔道家です。また、力道山戦の3年前、ブラジルに遠征し、ホイス・グレイシーの父、エリオの腕を骨折させて圧勝、その技が「キムラロック」として、世界に定着しており、総合格闘技の父ともいえる存在です。「鬼の柔道」を継承した師匠・牛島辰熊、そして自身が育て上げた岩釣兼生、三代続く師弟関係を中心に、戦前から戦後の柔道正史、思想家でもあった牛島による東條英機暗殺未遂事件の真相、プロレスの旗揚げなど昭和裏面史の要素もふんだんに織り込んだ、長編ノンフィクションです。著者の増田氏は、この作品を書くために、18年もの歳月を費やし、資料収集と取材にあたってきました。ボリュームある装丁ですが、増田氏の丁寧で真摯な取材と文章が、最後まで読む人の心を掴んで離しません。ぜひ、多くの皆様に読んでもらぁ
い燭ぐ貂任后\xA3

登録情報

  • 単行本: 701ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/9/30)
  • ISBN-10: 410330071X
  • ISBN-13: 978-4103300717
  • 発売日: 2011/9/30
  • 商品パッケージの寸法: 19.4 x 14.2 x 4.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (137件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
156 人中、141人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 素晴らしい本です 2011/10/25
形式:単行本|Amazon.co.jpで購入済み
最初からぐいぐい引き込まれ、大著にもかかわらず、あっという間に読了しました。最終章では、なぜか、おいおいと声をあげて泣いてしまいました。久しぶりに読書の醍醐味を堪能しました。この10年で最高の本です。一人でも多くの人に読んでほしい。

木村政彦、牛島辰熊、岩釣兼生の柔道(=格闘技)にかける情熱と厳しい修行、その怪物ぶりがすさまじく、ぐいぐい引き込まれます。様々な資料やインタビューを通じて、彼らの人生や諸事件を詳細に解明していきます。多くの新事実に驚かされます。木村の栄光と挫折、後悔、それでも生き続けた後半生には切ないものがありますが、あくまで愛情を持って、しかし公正に記述する著者の「まなざし」が素晴らしい。また、古式柔術、武徳会vs講道館をめぐる政治により、柔道の表の歴史から不当に抹殺された人々にも公正な光を当て、本来の柔道(柔術、格闘技)とは何かを論じる著者に共感しました。こういう姿勢は、力道山や大山倍達への記述にも共通しています。そして、最後に明らかになるのは昭和という時代がどういうものであったのかということ、木村政彦と彼をめぐる人間や家族の素晴らしさ、人生の素晴らしさ、です。栄光だけの人生はあり得ません。彼は、凄かった、頑張っていた、そして、苦悩していた、しかし、最高に面白い、暖かい奴だった、と、今、増田氏により甦った木村政彦は、とても幸せな人です。
このレビューは参考になりましたか?
149 人中、132人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Max-T
形式:単行本|Amazon.co.jpで購入済み
上下2段、700ページに及ぶ大著だが、読み出したら止まらない感じで一気に読んでしまった。

自分が意識せずに身につけてしまっている既成概念、既成イメージを洗い流してくれる本は、時々しか出会えないが、どの分野の本でも吸い込まれる。この本もそうした貴重な1冊だ。

力道山を王者・ヒーローにしたプロレス伝説、明治以降の「近代柔道」に関する講道館と嘉納治五郎伝説、そういうものは武術や格闘技に特段の知識がない私の脳裏にもいつのまにか既成のイメージをしっかりと植え付けてしまっていた。そのことを、この本を読んで分かった。目から鱗が落ち、頭の中の既成イメージは木端微塵にリセットされた。実に爽快!

木村政彦、その超人的な強さの故に「木村の前に木村なし、木村の後に木村なし」といわれ、昭和が生み出した希有な柔道格闘家、その名を初めて知った。なぜか? その後のプロレス界からも、柔道界からも、この超人格闘家の存在は無視、抹殺されたからだ。

一般の日本人の記憶から木村政彦の名が消えた一方、その後世界最強と言われるようになったグレイシー柔術と一族の間では木村は伝説的な存在として語り継がれた。なぜか?木村がグレイシー柔術の祖エリオと戦い、一方的に完勝し、しかもその人格的な魅力でエリオに強い影響を残しているからだ。そういうことを全部
... 続きを読む ›
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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 榎戸 誠 トップ500レビュアー
形式:単行本
【世紀の決戦】
1954(昭和29)年12月22日、テレビ視聴率もラジオ視聴率もほぼ100%、日本の全国民注視の中、世紀の一戦が行われた。片や、戦前・戦後を通じて無敗を誇り、双葉山と並ぶ国民的大スターであった不世出の柔道家・木村政彦(37歳)、片や、プロレスで人気上昇中の元関脇・力動山(30歳)。

このプロレス選手権試合は両者の間で引き分けにする約束になっていたのに、力動山の騙し討ちによって凄惨な流血試合となり、不敗の柔道王は全国民の前で血を吐いてKOされたのである。マットに直径50cmの血溜まりができるほどの惨劇であった。

【木村政彦が負けた理由】
年齢的に最盛期を過ぎていたとはいえ、木村の実力は力動山を大きく凌ぐと見られていたのに、なぜ、このような結果になったのか。著者が執念を燃やし18 年かけてこの謎に挑み、遂に真実に辿り着いた労作が、『木村政彦はなぜ力動山を殺さなかったのか』(増田俊也著、新潮社)である。

それまで、15年間不敗、13年連続日本一の日本柔道史上、最強の男は、この敗戦によって名声のみならず全てを失い、零落を余儀なくされる。

【この本の読み方】
この本は、3通りの読み方が可能だ。第1に、負けるはずのない木村が力動山になぜ負けたのかという謎解きを楽
... 続きを読む ›
このレビューは参考になりましたか?
84 人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ゴング格闘技での長期連載が書籍化されたものです。
木村政彦は柔道史上最強と言われるその圧倒的な強さの割には書籍が少ないですが、
今後どんな本が出ても、これが間違いなく決定版になるでしょう。

詳細に調査された史実と、木村政彦を知る人々からの取材量の多さに圧倒されるとともに、
著者の木村政彦への限りない憧憬に心を動かされました。

柔道家・木村政彦の輝かしい足跡を辿れるだけではなく、
人間・木村政彦としての生き様を感じ取れます。

木村政彦と岩釣兼生の、各々の晩年のエピソードは泣けます・・・。

※力道山がガラスコップ食いをした酒席に東京都知事・石原慎太郎氏が同席していて、
かの刺殺事件について木村政彦に副知事・猪瀬直樹氏が取材していたことを知り、不思議な運命を感じました。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0 面白かった
木村政彦の実像と虚像がしっかりと書き分けられていて興味深かったです。今の時代にこんな柔道家がいればなあとワクワクしながら一気に読んでしまいました。
投稿日: 14日前 投稿者: こうちはん
5つ星のうち 5.0 素晴らしの一言
綿密な取材を通して、木村政彦という稀有の武道家の姿をここまで克明に描いた著者の熱情に敬意を表したい。木村への愛着、柔道への愛着を持ちながらも「木村は力道山に負けた... 続きを読む
投稿日: 22日前 投稿者: Amazon Customer
5つ星のうち 5.0 最高傑作
私は恍惚の表情を浮かべ、嬉々として読み進めていた
惜しむらくはそこが通勤電車だったということ。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: peco
5つ星のうち 5.0 今まで読んだ格闘技関係の本で最高の本です
 この本、読みたかったのですが、あまりの厚さにスルーし続けました。
 Kindleを買って、この本こそデジタル書籍で!と購入しました。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ゴードン親父
5つ星のうち 5.0 隠れた戦後格闘技史
プロレス中心で語られる戦後格闘技史に一石を投じた一冊。
戦前からの柔術&柔道の変遷に、格闘家としての木村政彦の人生を投射。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: H.I.
5つ星のうち 5.0 今の時代にあの時代を想う楽しさ
作者の伝えたい思いがストレートに感じる。面白いと表現していいのかわからないか、確かに面白い本を読んだ不思議な感覚です。
投稿日: 1か月前 投稿者: ほめお
5つ星のうち 1.0 キンドル版への注意
 内容はさておき、キンドル版を購入する場合の注意です。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: アルアシール
5つ星のうち 5.0 震えがきました
この本の帯には「震えがくるほどのノンフィクション、10年に一度の大傑作!」のコピーが書かれておりますが、決して誇張では無く震えがきました。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: やっちょんな
5つ星のうち 5.0 長長編ですが、必読です!
鬼の木村と呼ばれた所以が分かりました。
また題名もズバリです。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 小森啓史
5つ星のうち 5.0 格闘技経験のない自分でも
楽しめました。これ程寸暇を惜しんで読んだ本は久しぶり。作者の木村政彦・柔道・格闘技に対する情熱が痛い位に伝わります。格闘技未経験者の自分にとって、ノンフィクション... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: Amazon Customer
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