春夏秋冬の季節感を新芽・若葉・紅葉・落葉でつぶさに感じ、夏の日陰、冬の陽だまりを演出する「落葉樹」の庭には大きな効用があります。
この本は、生活の中に自然を実感できる「雑木の庭」を改めて素晴らしいものだと認識できます。
意外にこのような自然を重視したに庭の本は、外国人の方の書かれたものはあるものの、日本の里山や自然に重点(=自然との一体感)を置いた本は少ないように思います。
(外国人の方のかかれた本も同時購入しましたが、自然との一体感という点で私には全く感覚が合わないものでした。)
この本は、洋風・和風に限らず数多くの庭の参考事例が掲載されており、何度見直しても、常に心が安らぎます。こんな庭の家に住んでみたいと思う素晴らしい庭ばかりが掲載されています。
ただ、非常にお金を掛けた豪華な庭ばかりなので、私にとっては現実的ではないのですが、雑木林の庭の効用が実感でき、いつかはこのような庭が作りたいという想いにかられます。
雑木の剪定は、むしろ常緑樹より難しいものがあります。自然樹形を演出するには、枝透かし等の独特のテクニックを要します。
掲載写真は、見るからにプロの手により維持管理された高コストの庭ばかりであり、もっと現実的な剪定方法・植え付け方法・施肥等にも大きなスペースを割いていただきたかったと思います。
この本は、どちらかというと「高級雑木の庭図鑑」に留まっていると思われ、評価は☆4つとしました。