本書は木などの自然素材を主に用い、暮らしの道具の制作活動を続けている
木工作家である著者が食べるための道具作りとその食器を使って木に触れることを
提案しています。
構成としては3つに分かれ、まず主題である14の食器(スプーン、フォーク、
れんげ、パン皿など)のつくり方が、それぞれ見開き2頁で左頁に写真入りの
作業工程(大体7ステップ)で書かれており、右ページには完成写真載せられています。
次に全ての食器作りに共通する必要な道具と作業の勘所(切る、彫る、削る、磨く)、
そして木材の知識が写真入りで解説があり、作った食器を長く使うための洗い方や
メンテナンスについてもポイントが述べられています。
本書では、特に仕上げに近い段階については細かく解説はないため、作業者の主観が
入らなければ仕上げられず、じっくりと使い心地を考えながら作業をすることが
出来るようになっています。
スローかつナチュラルな生活に、このような木の食器を加えてみるのも良いかもしれません。