東京の洋館に住むゆりはやさしい父母と2人の兄と暮すちょっと甘えん坊だけどやさしい小学生。そんなゆりの暮らしを戦争は大きく変えてしまうのでした。戦争に反対した父は投獄され、次兄はそんな父を恥じて自分がお国のためにと険しい顔つきになり、暮らし向きもどんどん険しくなっていきます。そんな中、ゆりは森山家の秘密、昔イギリス人から預かった4人の小人の世話を引き継いだのでした。ミルクしか食せない小人たちのために一人ぼっちの疎開先でもなんとかミルクを手に入れようとするゆり。そして漠然とした外の世界の異変におたおたするだけの両親に代わり自立への道を探し始める小人の姉弟たち。銃撃戦も流血もありませんが読んだあとで「No more war!」の大切さを実感させられる感動作です。