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期待と回想 語りおろし伝 (朝日文庫 つ 12-1)
 
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期待と回想 語りおろし伝 (朝日文庫 つ 12-1) [文庫]

鶴見 俊輔
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

哲学者・鶴見俊輔のインタビュー形式による自伝。16歳で留学したハーヴァード大学での哲学との出合い。戦後の『思想の科学』の創刊、「声なき声」「べ平連」での活動や漫画の魅力など、懐の深い思想を持つにいたる思索の軌跡を語りつくした貴重な著作を文庫化。

内容(「BOOK」データベースより)

私は不良少年だった―。15歳で留学したアメリカで新しい哲学運動と出会い、逮捕され交換船で帰国。バタビアで戦争を体験する。戦後の「思想の科学」「べ平連」での活動、読書の魅力、同時代の知識人など、豊富な話題を自在に語る。日本を代表する哲学者の対話による思索的な自伝。

登録情報

  • 文庫: 654ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2008/1/11)
  • ISBN-10: 4022615591
  • ISBN-13: 978-4022615596
  • 発売日: 2008/1/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 383,887位 (本のベストセラーを見る)
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26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
後藤新平を母方の祖父に、父に鶴見祐輔を、姉に鶴見和子を持つ戦後の知の高峰の一角鶴見俊輔の語り下ろし自伝。
率直無比なところが少しも嫌味がないのは、不思議なくらいであるが、かつての盟友小田実も昨年没し、姉和子もいなくなった現在、俊輔の語りも歴史の語り部めいて聞こえてくる。
都留重人や桑原武夫との交流は有名だが、葦津珍彦との交友は全然知らなかった。
葦津との交流が象徴的に示すように、思想的振幅は相当に幅広い。これは寛容の精神と言えるものか、これこそがプラグマティズムというものなのか。それとはまた別の問題なのか。
プラグマティズムにいい印象がない(偏見がある)評者にはわからないところだ。

全編に渉って公平無私であろうとしていることはよくわかる。頻りに、マルクス主義者ではないことを強調しているが、それもまた彼の誠実さの現われではあろう。
「刀を後ろにまわしてまず自分を貫いて、余った切っ先が相手に届くようにすれば、自分を貫いて向こうに届くようなかたちになる」という批評のスタイル、言論公表の態度は彼自身の倫理であり、我々にとって実用的な指標になると思われる。我々はこの人から学ぶべきことがあると信じる。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
とんでもない名家に生まれたためか、

とにかく身内や知り合いがどれだけ偉くなったかの話が延々でてくる

だれそれの息子は東大総長になり男爵で、

知り合いはポルトガル大使になり、

かつての上司の息子は高名な小説家になり、

とか、そんな話ばかりである。

そのくせ自分は小学校しかでてないから苦労したウンヌンもでてくる。

この、何周も回った挙げ句の自慢がショウキのように充満していて、

とても読んでいられなくなる。

それがレビューの少なさの原因であろう。

まあ、そうゆう、偉大な身内がいたために味わった苦痛や恍惚が鶴見さんの思想の大部分を占めているわけで、

それを前面に押し出したところに彼の素直さや勇気があるのかもしれない。

マイルスデイビスの自叙伝も身内自慢のオンパレードだけれど、まったくイヤな感じを受けなかった。

鶴見さんとマイルスのちがいは何だろう。

業績の明らかな開きか。

個人主義と世間主義のちがいか。

個人の資質のちがいか。

両者の比較はなかなかオモロイ研究になりそうだ。

そもそも、鶴見さんの自慢にひっかかる、すごく気になるオレ自身に何か問題があるのかもしれない。

近親憎悪なのかもしれない。

投影。

鶴見さんの自慢タラタラがしばらく続くとインタビュアがまともな軌道にもどそうとするのだが、やがてまたタラタラが始まってしまう・・・

タラタラタラ・・・

ああ、河合隼雄との対談とかはけっこうオモロかったんやけどなあ

70才を越えてるというのに、相手への遠慮がなくなるといつでもタラタラが始まってしまうというのは、鶴見さんの人生ってけっきょく身内自慢と虚栄に終始していたんやという失望と、あるしゅの誠実さに対するほほえましさを与える現象ではあるわけやけど。

国家による死に、生涯をかけて抵抗したはずの鶴見さんの生涯が、身内がいかに国家の中心に接近できるか、についやされたというのは、まあ単純に皮肉なことやわな。

ま、タラタラは、あるいみ鶴見さんのサービス精神でもあるやろうから、それを我慢できる、気にならない人はこの自伝を読み通せるだろうし、なかなかオモロイ本ではある

さて、わしはこれを最後まで読めるんやろか

「あまりたくさん言葉をつくっちゃいけない」
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