もっとも、一〇時に法廷を開くために、裁判官は九時半頃には出勤をしているのだろう。だが典型的夜型人間で朝大嫌い人間の僕は、午前一〇時に事務所または裁判所に直行というのがもっとも早い一日のスタートとなる。で、起床はというと八時三〇分。
ところがである。「そんなジダラクな生活スタイルを送っていたのでは、一流のビジネスマンにはなれんぞ。朝一〇時までにひと仕事片付ける気構えが必要じゃ!」と本書の著者は言っている。
恐ろしいライフスタイル・ギャップではないか。なんせコチトラは「さーてそろそろひと仕事始めまっかー」と言っている時に、この人は仕事を終えてしまっているというのである。同じ人間でありながら、どうしてかくも違ってしまうのか。
実は著者も、もともとは僕と同じ夜型人間だったという。それがどうして、朝六時に事務所に入るのが日課という人に変質してしまったのか。これは著者が、人事・労務問題を専門とする先端企業の顧問弁護士として、幾多の経営者、経営幹部と接してきた結果、故・土光敏夫氏をはじめ、一流といわれて、高い実績をあげている人ほど、早く出社し、朝一〇時にはひと仕事終わらせている、という真理に気付いたからである。
このことにショックを受けた著者は、三〇代から生活スタイルを変えて超朝型人間に変身し、著名な法律事務所の所長として成功を収めている。
この不況下、新しいビジネススタイルとビジネスチャンスを目指す三〇代、四〇代の読者諸兄には、時間整理術が満載の本書に、一度目を通しておくことをお勧めする。五七歳まで夜型人間を押し通してきてしまった僕は、もう夜一時なので、明朝はやはり八時半に起床させて頂く。
(弁護士 木村晋介)
(日経ベンチャー 2003/01/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
早起きは三文の得,
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レビュー対象商品: 朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ (単行本)
「早起きのススメ」的な本は数多くありますが、その中でも決定版と言える内容かと思います。何よりタイトルがわかりやすいですね。 なぜ早起きをするのか(しなければならないのか)、という問いに対して、朝10時までに仕事を片付けるため、と非常に明確です。 顧客からのクレームや同僚からの問い合わせなどに忙殺されて、たまっている仕事に集中して取り組む時間が足りないと思っているビジネスマンは、ぜひご一読を。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
早起きは難しい,
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レビュー対象商品: 朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ (単行本)
この本は、早起きのメリットを並べ、早起きしたくなる気持ちになります。しかし、早起きするための方法について言及している訳ではないので、 早起きできるかは読む人の精神力によると思います。 因みに、私は最初の1週間くらいしかできませんでした・・・。 また、この本は、早起きのメリット以外に、よくある 「仕事を効率よくやる方法」的な内容のことが多数記述されています。 ですので、この本は、早起きできるだけの精神力があり、仕事をバリバリやるぞ!
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
半信半疑だったのですが。,
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レビュー対象商品: 朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ (単行本)
朝10時ごろやっと仕事に集中していた私は、朝10時までに仕事を片づけちゃう人がいるのかと思い手に取りました。やり手の弁護士である著者の数々のこだわりは、全てが役に立つとまではいえませんが、ほとんどは役に立つと思います。 たとえば、本書では仕事を早く処理するために、Eメール全盛期?にいかにFAXを効果的に使うか、トップの思いを綴った「大義名分書」など、「書類」をいかに上手く活用するかが分かります。文書作成のテクニックもかかれています。朝10時までにあらかじめ分かっていた仕事をすませるには、あらゆることを効率よくこなさなければならないので、本書は究極の仕事術の本でもあると思います。 たしかに、弁護士事務所という中小企業程度の規模などならではのことも多いので、中小企業でしか役立たないと思われるかもしれません。 しかし、それを会社全体ではなく、所属部署単位で応用させることができれば、それなりにかなり使えるはずです。 また、高井伸夫弁護士は事務所の代表なので、部下とのコミュニケーションを図るにはどうするのがよいのかについても詳しいと思います。 時間がないという方は、章末?ごとのまとめをささっと読んで、興味のある部分だけ読むのもいいし、図解も出ているので、そちらを読まれるのもいいと思う。 これを読んだだけでは早起きする気になれないという方は、「「朝型人間」の成功哲学」(中島孝志・著)も読まれるとよいかも。 それにしても、一年の4割が休みだとは、気づかなかった。
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