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朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫)
 
 

朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫) [文庫]

イザベラ・バード , 時岡 敬子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (29件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   本書は、著者が1894年から1897年にかけて、4度にわたり朝鮮を旅したときの紀行である。当時の東アジアは日清戦争前後の激動の時代で、朝鮮半島においても各国の思惑が入り乱れ、著者自身幾度か謁見したことのある閔妃が殺害される事件も起きている。
   そんな戦争と政争の中ではあるが、旅をする著者の視線の多くは庶民の日常生活と豊かな自然に注がれている。交通事情が劣悪なために、快適な旅とはいえないことに遭遇することも少なくないが、60代とは思えないパワフルな活動力でそれを乗り越えていく様は痛快ですらある。
   当時の朝鮮はまた、開国間もない時期であり、外国人に対する偏見も根強く残っていた。ただ、それだけに伝統的風土・民俗・文化等が色濃く残り、特に本文中2章を割いているシャーマニズムについては著者自身も大きな関心を抱いたようで、悪霊払いのプロセスを延々と紹介している部分もある。これらの伝承は記録としては残りにくいものであるから、貴重である。
   時代が時代であるだけに、日本人についての記述も少なくない。著者自身は日本を先進国入りしつつある国、と認識している様子で、朝鮮に対する影響力を徐々に強めていることに関しても、帝国主義が当然の時代とはいえ、淡々と描写している。ただし、秀吉による侵略以来の「恨み」については何度も語っているので、朝鮮人の反日感情は、著者の目にもあからさまのものだったのだろう。
   この時期の朝鮮について、政治的な思惑なしに、これだけ広範囲のことを記述したものはほかにない。それだけに、資料としての価値の高さがあるとともに、素顔の朝鮮があざやかに見て取れる名紀行でもある。

出版社/著者からの内容紹介

英人女性旅行家イザベラ・バードが描く19世紀末の朝鮮の素顔

英国人女性旅行家イザベラ・バードが朝鮮を訪れたのは、1894年、62歳の時のことである。以後3年余、バードは4度にわたり朝鮮各地を旅した。折りしも朝鮮内外には、日清戦争、東学党の反乱、閔妃(びんひ)暗殺等の歴史的事件が続発する。国際情勢に翻弄される李朝末期の不穏な政情や、開国間もない朝鮮に色濃く残る伝統的風土・民俗・文化等々、バードの眼に映った朝鮮の素顔を忠実に伝える名紀行。

内容(「BOOK」データベースより)

英国人女性旅行家イザベラ・バードが朝鮮を訪れたのは、一八九四年、六二歳の時のことである。以降三年余、バードは四度にわたり朝鮮各地を旅した。折りしも朝鮮内外には、日清戦争、東学党の反乱、閔妃暗殺等の歴史的事件が続発する。国際情勢に翻弄される李朝末期の不穏な政情や、開国間もない朝鮮に色濃く残る伝統的風土・民俗・文化等々、バードの眼に映った朝鮮の素顔を忠実に伝える名紀行。

内容(「MARC」データベースより)

イギリスの女流作家バードは19世紀末に二度にわたって朝鮮を訪れ、当時の国際情勢に翻弄される朝鮮の民衆と親しく接し、彼らの素顔を正確に伝えた。東洋文庫版の誤訳・悪訳を一掃し、正確で読みやすい訳文を提供。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者紹介

【イザベラ・バード(イザベラ・ビショップ】
Isabella L. Bird(Isabella L. Bishop)1831〜1904イギリスの女流旅行家。イギリス王立地理学会特別会員。1879年、結婚によりビショップと改姓。世界の広範な地域を旅行し、その旅行記はどれも高い評価を得ている。『日本奥地紀行』をはじめ著書多数。
【時岡敬子】
1950年福井県生まれ。1972年、上智大学外国語学部卒業。翻訳家。

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