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朝鮮短篇小説選 下 (岩波文庫 赤 74-2)
 
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朝鮮短篇小説選 下 (岩波文庫 赤 74-2) [文庫]

大村 益夫 , 長 璋吉 , 三枝 寿勝
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1930年代~1940年代前半の朝鮮文学は、時代に逆行するかのように多くの秀作を生みだした。下巻には、その中から、冗談めかした語りの妙味を特徴とする金裕貞の「椿の花」「春・春」やダダイズム作家李箱の「翼」を始め、「そばの花咲く頃」「少年行」「五月の薫風」「滄浪亭の記」「泥濘」「留置場で会った男」「狩り」「巫女図」「習作室にて」の12篇を精選。

登録情報

  • 文庫: 376ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1984/6/18)
  • ISBN-10: 4003207424
  • ISBN-13: 978-4003207420
  • 発売日: 1984/6/18
  • 商品の寸法: 14.8 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 簿記受験生 殿堂入りレビュアー
上下巻に分かれるこの短編小説集は、有名な三・一独立運動事件が起きた1919年から、独立する1940年代前半までに朝鮮の文学者が生み出した作品が収録されている。朝鮮近代文学の草創期、それはちょうど日本帝国主義の支配化の真っ只中で、しかも日本では夏目漱石、森鴎外、芥川竜之介といった大作家が活躍した日本文学の黄金時代である。しかも欧米文学さえ多くは日本語によって翻訳されていた。よって朝鮮の文学者は、あらゆる面で日本の圧倒的な影響を受けざるを得なかった。とはいえ朝鮮文学は、日本文学の亜流ではない。被支配者である朝鮮民族は、支配者たる日本民族と同じ題材を扱い、同じ視点を取ることなど到底出来ないからである。そして朝鮮の文学者は、日本統治下に生きる庶民の境遇、そして民族の独自性に強調する独自の文学世界を生み出したのである。過酷な状況で生み出された朝鮮近代文学の萌芽は、確実に現代の韓国の文学にも受け継がれているのである。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 夫婦で初めてソウルとその周辺を旅行しました。冬のソナタで有名な春川周辺を歩きたくて、KORAILの企画する鉄道を使った一日観光に参加しました。ナミソムの島内散策や春川のタッカルビなどを堪能し、観光の最後に金裕貞という韓国の作家の生家を訪ねました。29歳の若さで亡くなっていますが、韓国では教科書にも載るほど有名な小説家だそうです。日本語のガイドブックには載っていませんし、どんな小説を書いたのかも分からず帰国しまして、岩波文庫の朝鮮短編小説選(下)を購入し、「椿の花」「春・春」の2編を読みました。恋心を素朴な語り口でトツトツと述べた不思議な掌編でした。でも全然関心のなかった韓国の文学に触れるきっかけとなりました。
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