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朝鮮王朝最後の皇太子妃
  

朝鮮王朝最後の皇太子妃 (ハードカバー)

by 本田 節子 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

大韓帝国併合を強行した日本は、朝鮮王朝の李垠殿下を人質として留学させた上、婚約者を無視して日本の王女と政略結婚させた。日本を恨みつつ一生独身を通した閔閨秀。日本の皇太子妃候補から朝鮮の皇太子妃へ、王妃から平民へ、日本人から韓国人へとなった李方子女史。日韓の厳しい時代を生きた二人の女性。

Product Details

  • ハードカバー: 278 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (1988/07)
  • Language: 日本語
  • ISBN-10: 416342430X
  • ISBN-13: 978-4163424309
  • Release Date: 1988/07
  • Average Customer Review: 4.5 out of 5 stars  See all reviews (2 customer reviews)
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    Category Ranking:

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5.0 out of 5 stars 卓越した手腕で光と影を描ききった傑作, 2006/12/23
By パブロン中毒 - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
これは方子妃を書いた作品の中では傑出した逸品である。
日本では知られていなかった一方の元婚約者、閔甲完と対比させて描いたこと、戦後の李殿下との不和や一人息子の米移住などまで及んだことにより、「お気の毒に」「大変だったわね」「ご立派」というこれまでの見方以外の新たな方子妃観を生み出した。
そりゃあ、皇族といえども人間、そんなにご立派な生き方で終わる人などつまらない。とくに女性の場合は。
閔甲完について、できうる限りの取材を行い、あとは彼女の心中を想像しつつまとめあげたその手腕にも感心する。この作品は、実は方子妃を描いたのでなく、ほとんど本田節子による閔甲完への鎮魂歌といってよいと思う。
方子妃と閔甲完、いわゆる「光と影」、光がさす一方では、陰に住む人物が存在した、という視点は非常にすぐれている。もっと評価されていい。
閔甲完にとって、婚約破棄以降の人生は、「おまけ」だった。ひたすら人目を避けて、「おまけ」の人生を消化した。まさに、「消化」というのがふさわしい。
「天国」から「地獄」へ突き落とされた、という意味でも特異な道を歩んだ貴重な人物資料である。
縁談もないことはなかったし、手に職をつける可能性もゼロではなかったようだ。しかし、閔甲完の中には、己の人生を前向きに転換する気力すら、残されていなかった。そのことを思うと、婚約破棄が閔甲完という女性のすべてを破壊したのだ、と思い知らされる。
命が残っていても、命以外のものを破壊された場合には、閔甲完のように「残りの人生を消化する」という状態になることもあるのだ。プライドとは、やはり扱いを間違えてはいけない代物である。
「おまけ」を生きた閔甲完は、はからずも本田の手によって記録に残されることとなったが、私は意外にも彼女はそのことを怒ってはいないのではないか、という気がしている。
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4.0 out of 5 stars 早婚制を知らないんじゃないの?, 2007/8/31
方子妃が薨去される前年に出た本なので、今となっては得難い証言も多い。最初に読んだ本や得た証言を鵜呑みにして碌に文献批判をしない、かやらない渡辺みどりの本よりは価値がある。ただし、著者は当時の朝鮮での早婚制度について知らないんじゃないか、と思える。「英親王李垠伝」を読んでいるから知っているはずなのに張赫宙の「秘苑の花」も読んでいないし。だから朝鮮での早婚制度の犠牲者という一面もあるはずなのに、日本人の犠牲になった閔甲完女史可哀想、といった調子が目について仕方がない。それなら閔甲完の評伝でも書いた方がよかったのではないか。自分が韓国の国王とでも思っていた李承晩の第一共和国時代に李王殿下が帰国できるわけがないのも気がついていないし。だから☆は一つ減額。
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