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主人公の天津 忠尋や、彼を狙う妖怪たち、それらと戦い忠尋を守ろうとする幼馴染の従兄弟、稗田 柚子やその家族、日常、そして忠尋と柚子の淡い恋を描くストーリー。
古の縛り、血の宿命に知らぬ間に囚われる主人公、裏で何かの計画を実行しようとしている勢力。
日本全土を巻き込むであろう異変の中核に、これも知らぬ間に立たされている主人公は、まだそのことには気づいていない・・・
まだ二巻だから何とも言えないが、日常を描いているにもかかわらず、単調なつくりではないために飽きが来ない。
ただ、少し癖のある画風のため、慣れるまでにはすこし時間がかかるかもしれないが、慣れさえすれば次第にそれが効果的に活用されていることに気が付くだろう。
つや消し印刷のカバーや何よりその内容が結構作りこまれていて、こう言ってはなんだが、面白いので、興味がある人はぜひ読んでみよう。ところで、一巻を読んだ人ならわかると思うが、朝霧の海の光景は想像するだけでも美しく、すばらしい光景であるし、しかも、そこでの出来事は二人の間にあった大切な想い出であると同時に、そのままお互いがお互いを想う気持ちを示しているため、物語で二人の恋に関するシーンが出てくるとそのシーンが思い出される。その幻想的な光景は美しくもあり、怖くもある。そんな朝霧という題材を選んだ作者は素直にすごいと思う。
妖怪独特の筆タッチの描写も、本当にそれらしくすばらしいですし。巫女委員会と乱裁(敵)の初対決も見事な面白さ…そしてまたママチャリ。
第四の怪異での妖怪騒ぎが私的には面白かったです。
演技過剰な妖怪と柚子のやりとりが笑えました。
最後の忠尋と友人の話のやりとりも意味深で続きが気になるいい仕上がりになっていると思います。
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