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平成稲生物怪録というサブタイトルの通り稲生物怪録を下敷きに作られた新しい物語で、登場する妖怪などは稲生物怪録に登場するそのままのようである。だがそれらの巻き起こす騒動に巻き込まれる主人公と巫女の一家の話や節目節目に垣間見ることの出来る主人公を取り巻く謎の計画など、原作はあくまで味付けの一部であり、それをなぞるだけではなくきちんとひとつの物語として形作られている。
日常的な学校にうまく心を通わせきれない二人が次第に(シナリオと言う)時間に追い詰められていくようも、傍から見ているには悲しくもワクワクしてしまいます。
もっともジャンプ系のいけいけ漫画が好きな人には理解し難いんですが・・・。これはこれで良いできに仕上がっていると思います。
どのキャラを見ても薄っぺらでなく、慈しみの目で以って読み進んでいけるように描かれているような気がする。
不思議さがまだまだ明かされていない部分はあるけれど、着実に明かされつつあり、不思議さも、恋心も、親子の愛情も、かっこよさも、そして笑いも、とてもバランスよく描かれていて、すごくいい作品だと感じた。
何度、読み返しても、こころ打たれてしまう、そして「いいなぁ~」と感じてしまう。面白さも深さも備えた、すごく凄くおすすめできる作品です。
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