戦争責任の大部分は、開戦責任にあるはずだが、その部分に触れられていないのは非常に残念である。
「すでに終息に向かいつつある盧溝橋事件を、1937年7月11日 付けの東京朝日新聞は一面に巨大な見出しで「日支全面衝突の危機!」とありもしない虚偽をかかげて煽っている。朝日新聞が「全面衝突」を心底で望んでいたことを示している。
1937年7月12日、朝日新聞社説は「(中国は)北平(北京)における平和交渉を全面的に拒否するに至った……」との真っ赤な嘘の創作をそれと知りながら書いているのである。」
このような、朝日新聞による捏造記事が国民世論をミスりードしていった過程を書いてこそ、朝日新聞の戦争責任を追及することができるのだが、著者にはその気もなければ、歴史認識も左翼史観(自虐史観)そのものである。なぜなら、近衛政権と朝日新聞の報道が日本を破滅に導いた張本人である。それを、戦後、隠蔽・責任転嫁し続けてきたのが左翼そのものであるからである。
朝日新聞を糾弾するように見せかけて、朝日をかばうという、共産主義者がよく使う偽装の書である。