日本統治時代の朝鮮の様子や息吹が、当時の朝日新聞の記事切り抜きから、
生き生きと読み手に伝わってくる。
「新しい朝鮮を作るんだ」と日本人と朝鮮人が希望に燃え、開拓と悪習の改革に
取り組み、邁進していたことがよくわかる。
読んでいてこちらの心まで爽やかになり、心が躍る。
自分の知識がドンドン確信に変わる。痛快だ。
「京釜間複線工事 5月から着手 完成次第、列車大増発」
「絢爛たる化学工業 北朝各地に勃興す 数字が物語る貿易額」
「世紀の歓喜 創氏 相次ぐ改姓名乗り 平壌府庁へ殺到す」
「文盲を掃蕩 全鮮的に大運動起す」
「学校を増設して在満鮮童を教育する」
「反響呼ぶ志願兵制度 忽ち志願者殺到」
これは本書で紹介されている切り抜きの見出しのほんの一部だが、
これだけ見ても、当時の様子がわかると思う。
戦後の自虐史観の中で、先人たちの労苦や努力に対する恩を忘れて
しまった日本人にとって、将に必読の書と言っても過言ではない。
多くの日本人にとって、本書は救いの書となるに違いない。
この本を作るために水間氏は、国立国会図書館に現存する大正4年以降の
マイクロフィルムを2年間に亘って昭和20年8月まで精査した
中から取り出したそうだ。氏の努力と情熱に感謝したい。