タイトル、僕は大賛成です。そして、内容は当然とっても良いです。
本書は、仕事の取り組み方を語っているので、社会人であればどんな年代の人が読んでもそれぞれに得るものが絶対あります。
マネジメント本としての価値もあるのですが、それだけで敬遠したらきっと損をしますよ。
いきなりですが、「おわりに」の下に小さな字で“仕事は毎日が瀬戸際”とあります。
それまで、“挑戦しないとこは、仕事をしないこと”“会社に慣れるな”
“「もう一人の自分」から見て、過去の(成功)経験を否定する”・・・、
文章は平易ですが、現状に甘んじていると蹴っ飛ばすぞって感じの本書としてとしてはサイコーの結言。思わず笑いました。
多々感心しましたが、そのうちのひとつが、現代の消費者の動向は「経済学」でなく「心理学」で考えるべきという主張
(直言40「顧客の心理は「わがまま」で「矛盾」している」等)。
市場において人は合理的な行動を取る、というのが従来の経済学の基本的考え。
しかし、最近では「神経経済学」なる学問が経済学者の世界で出てきて、論じられていることは本書の主張と似ています。
著者はあくまで仕事を通じて得た具体的事例で述べていますが、やはり現場感覚の鋭い優れた経営者の直感とはスゴイものです。
最後に、自己反省を。
“うんうん、そうだよなあ”と納得する箇所に線を引いて読んでいたら、直言64「本を読みながら傍線を引くなら、「反対意見」に引く」。
“同感できるということは、・・・そこから得るものは少なく、発展はない。反対意見こそ・・・”
思わず苦笑。「共感」して引いていましたが・・・、まあ言い訳はなしですね。