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この物語の中では、ルーシーが魔法の本を読んでいる場面、ユースチスがある動物へ変化してしまう場面、のうなしあんよと呼ばれる者たちが登場する場面が特に印象に残りました。どれも本当の自分に気付く場面ですが、どれもが現実の世界に当てはめて考えてみると納得のゆく場面展開でした。成長とは自分の欠点を見つめて初めて出来るものだと思います。実際辛い事なのです。
また名脇役である、リーピチープの存在も忘れてはいけないでしょう。彼の無謀なまでの勇気と、揺らぐ事の無い確たる自分は一度は誰もが欲しいと思えるはずです。最後の場面での彼の言い回しはとても爽やかで、背景との絶妙な融合ぶりでした。
またアスランも登場しますが、やはり宗教的なイメージは拭い去れません。現実の世界では別の名前で呼ばれているというあたりからは、特定のものではなく、どこか抽象的な神様を表現しているような気がします。
本当に素晴らしい一冊でした。
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