収録されている3作とも難しいテーマを取り上げている。
「葦の穂綿」は図らずとも犯罪の加害となってしまった青年に恋してしまった女の子の話。
「半夏生」は年の差恋愛(男の子が未成年、女の子は成人)と男の子は両親と、女の子は世間体との確執(?)を。
「冬霞」は児童虐待。
どれも漫画として、ましてや読み切りで描き切れる力量をもつ漫画家は多くはいないでしょう。
それを羅川さんは説教じみていたり、お涙ちょうだい物にもならずに
いとも簡単(いや、実際は大変だったでしょうが。)に描ききっている。
さらにこれ以外ないというくらいのタイトルをつけられている。
読み終わった後、このタイトルの意味を理解できる。
まるでとどめを刺されたかのように涙腺決壊しましたとも。
女の人はもちろんぜひとも男の人にも読んでもらいたい作品です。
もしかしたら某条例に引っ掛かる内容かもしれないが、
学生にも読んでほしい作品だと思います。