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TVやラジオで宣伝されてる、顔やルックス重視の最近のヒット曲(癒し系含む)に物足りなさを感じている人にもおすすめできると思います。
しかし、数少ないけれども過去のバイオリンのアルバムでは最も印象に残っているバイオリンアルバムの一つがこれだったりする。理由は当初の上記のような期待とは違う側面で。つまり、過去のレビューにも記されているように究極的なまでに哀愁・感傷感を滲ませたアルバムなのである。そうさせるのは永久的に音を持続させる事ができ、思いのままにビブラートをかける事ができ最も奏者の心を反映させる事ができる、このジャンルでの王様バイオリンに因る所もあるだろうが、それに加えこの奏者のバックグラウンドや奏法に影響する所もあるかもしれない。とにかく何ともいえない物悲しさが恐ろしいほど響き渡り、どの曲にも殆どこの感情がうごめいているのが凄まじい。
くどさがあるという意見も少なからずあるようだが、それは個人の趣向によりどちらにでも転がる。それ程にこのアルバムのキャラクター性が強いとも言える事ができるかもしれない。とにかく、私のように感傷的なメロディーや雰囲気をクラシックに限らずあらゆるジャンルでそのような傾向を求める人間にはお互いの歯車が噛み合った最高のアルバムになるのではと思う。
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