Would you like to see this page in English? Click here.

この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
望みは何と訊かれたら
 
イメージを拡大
 

望みは何と訊かれたら [単行本]

小池 真理子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)

出品者からお求めいただけます。



キャンペーンおよび追加情報


この商品を買った人はこんな商品も買っています


商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

二〇〇六年二月、夫と娘と暮らす槇村沙織は過去を共有する秋津吾郎と曇天のパリで再会する。一九七二年、彼女の属するセクトは市民社会の破壊と再生にむかって突き進んでいた。革命活動という名の狂った坩堝。アジトから脱走したわたしを救ってくれた青年との闇の時空は、不思議な静謐と確かな充実に満たされていた。そして、いま…。名作『恋』を超えた「愛」の形を描く著者最高傑作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小池 真理子
1952年東京生まれ。1975年成蹊大学文学部卒業。1989年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)、1996年『恋』で直木賞、1998年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 487ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/10)
  • ISBN-10: 4104098086
  • ISBN-13: 978-4104098088
  • 発売日: 2007/10
  • 商品の寸法: 19 x 14.2 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 382,733位 (本のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告


この商品を見た後に買っているのは?


この商品につけられているタグ

 (詳細)
タグをクリックすると、タグがつけられた商品、タグをつけた人が表示されます。※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら
 

 

カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By cymbaline トップ1000レビュアー
形式:文庫
いろいろなご意見があろうかと思いますが、私はこの小説は稀に見る快作だと思います。
作品のプロット自体が「壮大なスケールで描く云々…」といった類のものではないので小作品と見る方もいるかもですが、中身の濃密さ、ムダな空間が一切ない組立ては見事です。

映画『実録・連合赤軍−あさま山荘への道程』は、連合赤軍のアジトで繰り広げられた革命論議や凄惨なリンチの状況がつぶさに描かれていましたが、この小説でも革命ゲバルト集団「革命インター解放戦線」の面々が閉ざされた思想の中で狂気の世界へ突き進んで行く様が丁寧に描かれています。
この小説は、実際に連合赤軍に身を置き山岳アジトでリンチにより亡くなってしまった遠山美枝子さんをモチーフにして創られたものと思います。当時(70年代初頭)の学生達の空気・流れというものに乗ってしまった彼女が、アジトから命かながら脱走して見ず知らずの学生に助けられ、飼育され、今度はそこから脱走し、数十年振りに偶然再会する…という展開を想い描き、それを骨子にして組立てして行ったものと思いますが、革インターの活動の描写は「怒涛のような骨太な流れ」、中盤以降に現れる完全なる飼育の状況は一転して「静寂が支配する世界」、そして後半の熟年同士となった吾郎と沙織の再会…と、ストーリーに沿ったメリハリのある描写は見事。心身ともに困憊した主人公が飼育される中で抱く複雑な感情の機微と、再会後の2人が互いに多くを望まず無感情を装いながらもその距離感を縮めて行く様子は特に素晴らしい。
この小説が醸し出す空気や主人公の感情の移ろいを、20代30代の方々が理解するのは難しいかも知れません。ただ、“あの時代”に身を置いた経験を持つ方々限定の小説では決してなく、中年以降の女性の感性を丁寧に拾い集めたような、脆くて大変敏感な小説であるという面からすれば、共感する女性は多いのではないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 ページをめくりながら、そうか、そういう構成なのか、と感じながら読み続けた。
私はてっきり、かって過激な政治闘争に身を投じた活動家たちの“過去”の恋愛よりも、30余年を経て再会した後の“現在”の恋愛を主軸に展開するのかと思っていたのだが、これは、最近様々なメディアで取上げられ、再考察、検証が行われている70年前後の狂熱と変革と孤立と突出の時代に殆どのパートが費やされた物語、当時主人公たちと正に同世代として同時代を生きていた作者にとっても、いつかは表現者として“総括”しなくてはいけない題材だったに違いない。
主な舞台となる革命インターのみが架空のセクトであるが、ブント、革マル、赤軍派、べ平連等当時実在した組織が登場し、東大闘争からロッド空港乱射事件までの新左翼運動が背景として語られている。
生真面目で自由闊達、問題意識の強い平凡な女子高校生が学生運動に惹かれていく過程やその心情が詳細に描かれるのは、同時代を生きた者たちはもちろん、当時を知らない世代にとっても分かりやすいし、今作を読み取るキーワードにもなってくる。
革命インターのパートはやや冗長とも思えるし、やはり連合赤軍との類似性が気になる処なのだが、この沈鬱で閉塞した極限状況があればこそ、その後の痛ましくて不可解ながらも、強力な磁場に吸寄せられてしまうような濃厚な愛撫と魂の咆哮が活きてくるし、長い歳月を経てようやく冷静に取り組めたであろう作者自身のあの時代への様々な思いが伝わってくる。
“現在”のパートであるプロローグとエピローグに文学的余韻を感じつつ、この結末を書くために作者は物語を構築したのではないかと思わせるラストが見事だ。
このレビューは参考になりましたか?
By yosnoiz トップ500レビュアー
形式:文庫
文章力に引きずられて一気に読めたのですが、どうしても主人公や他の人物たちに共感することができませんでした。
主人公がいいと思うもの、憧れること、あの時代にカッコいいとされてきたことすべて、カッコつけてるだけの薄っぺらな中身が透けて見えて、違和感ばかりが募りました。

特に主人公が惹かれる自称革命家のリーダーは、ただの俗物で自意識過剰の最低野郎で、どこがいいんだかさっぱりわからず、こんな男にいいようにされる主人公がアホにしか見えません。

彼らが事件を起こし、たくさんの人が死傷したというニュースを聞いても、そんな大それたことができるほどの集団とも思えず、深刻ぶった描写がむしろ滑稽に映りました。

それに、テロ事件により既成のシステムを壊したとして、主人公が彼らに畏敬の念を抱くくだりは反感すら覚えました。
こんなの革命でも何でも無い。ただの人殺しと破壊です。

作者は全共闘世代に特別の思い入れがあるようですが、いくら美化されてもこの作品に出てくる連中には共感することができません。
むしろ、主人公を匿ってくれた男との異常な関係の方がまだ理解できると思いました。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
時代の雰囲気、感覚が伝わる 共感はできないが
地方のまっとうな家庭でまっすぐに育った女の子が、大学に入ると何となく背伸びをしたくなり、友達の影響やあこがれから過激派の組織に加わり、メンバーの死体遺棄にまで加担... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: sn71August
青い蝶に囲まれて・・・
... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 栞ちゃん
まったく理解できない下品な世界
高い評価をしている方も多いようですが、私にはまったく理解できない世界でした。
登場人物は全員、思慮が浅く無分別で無責任です。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: まゆりん
男性には向かないかも?
ケータイ小説や少女漫画のような性や愛の描写が気持ち悪くて苦痛でした。
キャラはほぼ全員考え方が幼稚です。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: きるるん
ストーリーは凡庸だが、解説で救われている
読みながら、どこか既視感があった。
それは、私が小池真理子と同世代で、描かれている状況にシンクロするというだけではない。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 辰己
初めて読む小池真理子が本作でよかった
1970年頃。それまでピークであった全共闘運動が敗北で終息し、多くの学生が日常に戻ろうとしていたが、一部のセクトは急速に過激化していく。世の中の流れが大きくうねっ... 続きを読む
投稿日: 2009/9/8 投稿者: とりあえず・まなほ
何となく物足りなかったです!
小池真理子さんが得意とする全共闘運動が盛んだった1970年を背景に書かれた長編小説... 続きを読む
投稿日: 2009/9/2 投稿者: sayuri51
誰に向けて書かれたのか
... 続きを読む
投稿日: 2009/4/28 投稿者: ふろすと
いきがっていても
親の臑をかじりながら、大学に通うのに、危険思想の団体にかぶれて活動家だった
過去を持つ女性の話。... 続きを読む
投稿日: 2008/7/16 投稿者: RURU
ある意味では女性の限界を示した作品
... 続きを読む
投稿日: 2008/6/16 投稿者: まる・ち
カスタマーレビューの検索
この商品のカスタマーレビューだけを検索する

クチコミ

クチコミは、商品やカテゴリー、トピックについて他のお客様と語り合う場です。お買いものに役立つ情報交換ができます。
この商品のクチコミ一覧
内容・タイトル 返答 最新の投稿
まだクチコミはありません

複数のお客様との意見交換を通じて、お買い物にお役立てください。
新しいクチコミを作成する
タイトル:
最初の投稿:
サインインが必要です
 

クチコミを検索
すべてのクチコミを検索
   
関連するクチコミ一覧


リストマニア

リストを作成

関連商品を探す


同じキーワードの商品を探す







この本は、それぞれの上記のテーマに含まれています。

フィードバック