「有限要素法」・・・・。
世の中ではその筋の業界人にとっては、有名すぎる計算法の
一つです。
しかし、会社に入り初めてその名を聞く者にとって、なにや
ら難しそうな雰囲気だけが「有限要素法」に漂っていたは本
評者だけでしょうか?!
構造解析、伝熱解析、振動解析、磁界解析、などなどを行う
ためには当然コンピュータの演算力が不可欠です。
有限要素法に基づいたソフトウェアも数多く発売されていま
す(ただし、個人で購入できる額ではありませんが。。。)。
実際にソフトウェアを使用して解析を実行していることが業
務にとっては一番有効なのでしょうが、根本的にその計算方
法の原理を理解しないままにソフトウェアを使用している人
が意外に多いように見受けるのは本評者の錯覚か?!
出てきた結果に満足し「仕事をした」と言わんばかりに、打
合せなどで「結果」を提示される方がいます(きれいな資料
を作成されることが多い)。「解析結果は分かりましたが実
際はどうなのですか、実験にて確認されましたか?」と言い
たくなる時があります。
計算はあくまで計算であって、実際にどうなるかを実証する
ことが大切だと思うのは、本評者だけではないでしょう。
計算は計算で、その現実との距離を測り、計算の妥当性を確
認することも大事ですね。
そういう視点があって初めて、計算による現象の予測という、
実験にとっては強力な武器を味方につけることができるので
しょう。
本書を読んでも、「有限要素法」を用いて自らの手で計算し、
解析すうことができるものではありません(単純計算が膨大
過ぎて、とても人間の手には負えない。ケプラーではない限
り、無理でしょう!)。
たかが原理、されど原理、です。考え方の基盤をしっかり理
解しておくこと、これは決して無駄なことではありません。
本書は懇切丁寧に「有限要素法」の基本を教授してくれます。
線形代数学の基本を知らない方でも、少し頑張って本書の該
当章を読み通しましょう。それを乗り越えるとその後の章が
サクサク理解できていくはずです。
決して難しい考え方ではありません。
丁寧に説明してくれる筆者についていく気持ちで、最後まで
読み通してみてください。
「有限要素法」が「あっ、わかった・・・。」と思える瞬間
に辿り着いたあなた、ここは自己満足でも構いません、自分
を褒めてあげてください。
まず第一歩を踏み出してみましょう。
本書籍は、本当に「有限要素法」の基礎を学ぶ上でオススメです。。。オワリ