『有川夕菜の抵抗値』です。
第15回電撃大賞最終選考の作者のデビュー作です。
『「私は貴様らのような連中が大嫌いだ!」挨拶の第一声からクラスをドンびかせた転校生・夕菜には秘密があった。彼女は感情が高ぶると身体から電気を発してしまう特殊体質だったのだ。その体質故、過去に大切な人をケガさせていた彼女は、誰も自分に近づかぬよう虚勢を張り続ける。だが、なぜかこの高校には夕菜にちょっかいを出してくる変人ばかり。特に生徒会長の末長は、しつこく夕菜に言い寄るが…。孤独な転校生の少女とちょっと壊れた高校生たちが織りなす、笑って泣けて元気が出る癒しのストーリーを、ドタバタコメディ風味でお届けします。 』
というあらすじの通りです。
最初の挨拶なんかハルヒをほうふつとさせますし、出てくるキャラにしてもどこかで見たことがあるようなものが多く、王道のストーリー展開と相まって、真新しい個性的な部分を見出すのは難しいです。
全体としてはよくまとまっているし、昔の青春ドラマのような読後感は良かったと思います。特に主人公夕菜と末長生徒会長が●り合う場面が熱くて良かったです。
文章は、それなりに読みやすくはあるのですが、プロとしては間延びしていてレベルは低く、初版では誤字脱字や日本語としておかしな所もそれなりにあります。
他にも細かな設定ミスも多々あり、全体としては完成度は低く、ちょっと不満足な出来です。
★2.5くらいですが、イラスト補正と、今後頑張ってほしいという期待をこめて★3とします。