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有事対応コミュニケーション力 (生きる技術!叢書)
 
 

有事対応コミュニケーション力 (生きる技術!叢書) [単行本(ソフトカバー)]

鷲田 清一 , 内田 樹 , 上杉 隆 , 岩田 健太郎 , 藏本 一也
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

未曽有の大震災の現場で
なおも有効な言葉の力とは?
「非常事態」のプロ5者による徹底討議

未曽有の大災害に見舞われたとき、生き延びられるかどうかのカギを握るのは、
言葉の力、コミュニケーションの力である。
臨床哲学、武道、ジャーナリズム、医療、危機管理など
それぞれ「待ったなし」の現場を持つ5人のプロフェッショナルが、
危機の現場でもなお有効な言葉の力とは? 真偽当否定めがたい雑多な情報から
どれを選択しどう判断するか? ポスト3.11の日本が進むべき道は?
……などについて徹底討論。これから生きていくための、
総合的情報力のヒントがここに。

内容(「BOOK」データベースより)

真偽当否定めがたい雑多な情報からどれを選択しどう判断するか?ポスト3.11の日本が進むべき道は?地震・津波・原発に負けない言葉の力。「非常事態」のプロ5者による徹底討議。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 160ページ
  • 出版社: 技術評論社 (2011/11/1)
  • ISBN-10: 4774148717
  • ISBN-13: 978-4774148717
  • 発売日: 2011/11/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By aiki
形式:単行本(ソフトカバー)
震災直後突然、助けを求める立場になったが、不特定多数の人々にどう発信していいのかわからなかった。だからこの本を読んだ。

この本では、発信の具体的を方法論については話題になっていないが、被災地と援助していただいた地域の「隔たり」について認識することができた。それは、地方と中央との隔たりでもあるし、「お金」を媒体とした社会のつくった「隔たり」でもあることを考え始めるきっかけになった。そして、それをささえる「エスタブリッシュ」へのあきらめの話にも膝を打った。

私たちには新しい「物語り」が必用なのだと思う。そのきっかけにこの本はなってくれる。語りあうことから始まるはずだ。

皆様の震災直後からのご援助・ご支援に心より深謝いたします。

今度はツイッターも含めたメディア・リテラシーについての書籍もお願いしたいです。
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形式:単行本(ソフトカバー)
震災3ヶ月後に行われた、リスク・コミュニケーションをテーマにしたチャリティ・シンポジウムを本にしたもの。

政府やマスメディアの姿勢を終始批判する上杉氏に対して、情報を受けとる側がメディア・リテラシーを高めて自己責任で判断するしかない(p.22-3,107-8)と述べる内田氏はおおむね常識的に見えるし、「マスメディアは信用しないが、ツイッター情報は信用する、というのはおかしな話」(p.21)として「メディアが報道しない裏情報」の胡散臭さを指摘しているのも真っ当に思える。

しかしその内田氏じしん、記者個人による「ここだけの話」が有用だったと言っており、自分の得た裏情報の信憑性を区別しようと「ジャーナリスト個人の感じる身体的不安」(p.20)だとか「生身の身体実感」(p.22)だとか、やたらと身体性をもちだすのは感心しない。

それだけならまだしも、議論の後半で内田氏はこうした「体感」の観点をさらに飛躍させ、武道家は貿易センタービルに飛行機が突っ込んでくる危険を察知できるとか、「そういう感度がいい人はシステマティックに危険を回避するようになる」ので、原発の設計管理にあたるべきだとかいった話を大真面目にしはじめる(p.108-111)。鷲田氏も「成果が出ていない」と言いながら怪しげな「異変を察知する能力」をもちだして同調するなど、どうにも眉唾な展開である(p.113)。
9.11の惨事について内田氏は、

「おそらく、あの日も、なんとなくここにいたくないという気分になって、ビルを離れて難を逃れた人は何十人、何百人という単位でいると思うんです。でも、そういうことについて統計的なリサーチって誰もやりませんね。」(p.108-9)

と言うが、自説の根拠をしめす責任を他人になすりつけたりせず、自分でリサーチすればいいのである。ちなみに、そのような人を「何百人という単位で」集めたからといって、そうした気分に根拠があることにはならない。また、こういった類の直感なり第六感の有効性を実験によって探る試みは、少なくとも認知心理学ではそれなりに行われてきたが、内田氏が望むような結果が得られたという話は聞かない(『錯覚の科学』)。

防災対策を現実に考えるうえで、こうした話につきあう意義がどれだけあるだろうか。9.11といえば、貿易センタ−ビルにあった会社のセキュリティー責任者が、事前の周到な準備と繰り返しの避難訓練によって多くの命を救った事例がある(『生き残る判断 生き残れない行動』)。自分で検証する気もない超能力の育成が「防災上の最優先課題」(p.111)などとうたう内田氏の話より、こうした事例の子細な検討から学んだ方がよほど危機対応に役立つように思える。

「どこかで踏みとどまって、「自分で責任が取れる範囲のことしか言わない、言ったとには自分で責任を取る」という規矩を自分の発言に課すという節度を立て直さなければ、私たちの社会の言論状況はさらにとめどなく劣化してゆくほかないだろう。」(p.149)

内田氏は本書の末尾(補稿)でこのように述べるが、上記の発言をしていた人の言葉とは思えない。「リスクコミュニケーション力」というタイトルも、皮肉のようで何とも虚しくきこえてしまう。
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12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
この数ヶ月、まだ八ヶ月しか経過していないのですが、もう風化しはじめた??ような気になります。
今、経済はトップはTPPの問題やギリシャ、大阪の選挙、オリンパスの損失隠蔽など、常に目まぐるしく
新聞のトップ項目は移り変わっています。

そんな中、この本に書店で出会い、数ページ立ち読みをし、直ぐに買う事にしてじっくり読みました。
あの頃の緊張感でいっぱいいっぱいになっていた自分やテレビの風景とは、また別の世界があった事を本を
読む事により再認識させられました。
今も、きっと報道やメディアは震災直後と変わらないような、そんな気がしています。
オリンパス問題も、報道は問題が顕在化してからかなり経過してから一気に他と横一線で報道されるようになりました。

今は、内田先生がここでも発言されているように「何が報道されていないか??」に違和感を覚えるような感覚を持たなければ、報道を見て、起こっている事の全体像には近づけない状況が続くのでしょう。

この本は、あの時の緊張感を、再度思い出す為に、自分が情報をどこからどのように手に入れ、どうやって全体像のようなモノを少しでも正確に把握する為に、常に読み続けたい本。
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