株を売り買いする際の市場の心理ではなく、自分の心理に重点を置いて説明されているのが、とても参考になる。もちろんその時の心理など重々承知なのだが、分かっていてもついやってしまうことをこうやって指摘されると、素直に自分を見つめ直すことが出来る。どれだけ銘柄選択の技術があっても、心が弱いと相場で勝ち続けることは出来ない。たとえピストルを持っていても、心が弱くて引き金が引けないなら、ナイフしか持たない相手に刺されてしまうだろう。しかし、しっかり作戦を立て、それを実行するならば、たとえナイフしか持たなくとも、このマーケットという戦場で生き延びていくことは可能である。ま、そのくらい心理面の調整は重要よ、って事がしっかり書かれているので、最近調子悪いなって人には特にお勧めな本だと思います。
ただし、全取引明細を見ると、ほとんどが売りから入ってるのと、基本的に東証一部銘柄しか売り買いしていないのでそこは注意。また毎月100万円ってもともと原資はいくらでやってんのか書かれてないのはちょっと…。確かに東証一部銘柄が一番テクニカルに素直な市場ですが、ある程度資金が有る方でないと、この本の毎月100万てのは無理でしょう。販売元が「月100万儲ける」とか陳腐な台詞を立て並べたせいで、せっかくの良書が悪書っぽく見えてしまうのが非常に残念です。