内容については他の方のレビューにお任せすることにして、
私は、印刷や造本に興味がある。
純粋に漫画を楽しんで、誰が犯人だろう?と考えながら、何度も読んでみた。
そのうちに、表紙や中身の観察を始めた。
カバーの印刷の盛り上がりは、まぁよくある物だな、と思った。
カバーをはずして眺めて、キップのような地紋が面白いな、と思った。
(色合いは、古臭くて好みじゃなかった)
表紙を開き、見返しの黒い紙にもキップの地紋が刷ってあり、こっちの方が好きだと思った。
次に、裏表紙の見返しはどうなってるのかが気になって見てみた。
すると、あらら、何も印刷されていない。
でも、何かがひっかかる。
なんだろう…カバーと擦れて光ってる?
…触ると指の跡が付く感じの紙。
表紙の見返しとは違った紙質だな…
この組み合わせ、どこかで…
こんなところで、ミステリー
●表 紙の見返しは、地紋。
●裏表紙の見返しは、ツルツルの黒。
もしかしてキップか?
キップだ。
キップだよ〜!
これはキップの裏表を表しているんだ〜
きっとそうだ〜をぉ〜すげぃ〜
深夜、ひとりで興奮してしまった。
私の中から「テツ」の要素が発掘された瞬間である。
凝っている。定価が高いわけだ。
装丁の祖父江慎の名前は知っていたが、気になる人になってしまった。