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月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
 
 

月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures) [単行本]

田中 芳樹
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

19世紀の英国。大手の会員制貸本屋で働く青年は、文豪ディケンズにふりまわされ、謎の帆船が発見された月蝕島へ乗り込むことに……。ヴィクトリア朝怪奇冒険譚3部作開幕。

内容(「BOOK」データベースより)

十九世紀、活気に満ちたヴィクトリア朝のイギリス。クリミア戦争から奇跡的に生還を果たしたエドモンド・ニーダムは、しっかり者の姪、メープルとともに大手の会員制貸本屋で働きはじめる。そして、ようやく仕事に慣れはじめた矢先、作家アンデルセンとディケンズの世話を押しつけられてしまう。個性豊かな二大文豪にふりまわされるニーダムに、さらなる難題がふりかかる。月蝕島(ルナ・イクリプス・アイランド)の沖で発見された、氷山に閉じこめられた謎の帆船を見に行くとディケンズが宣言したのだ。かくして、不吉な噂に満ちた月蝕島への旅がはじまった。

登録情報

  • 単行本: 360ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2011/7/9)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4488024777
  • ISBN-13: 978-4488024772
  • 発売日: 2011/7/9
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 198,512位 (本のベストセラーを見る)
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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
こういう歴史を下敷きにしたフィクションは大好きなので、かなり気に入った。
主人公がヘタレな割りに実は凄い人で、ヒロインも出しゃばり過ぎない。
アンデルセンやディケンズという歴史上の人物が出てくるが、この描写がおかしくて仕方がない。全くそのままに同じような人間だったかは分からないが、作品そのものより(もちろん、作品も素晴らしいわけだが)、本人たちの大ファンになってしまいそうだ。特にアンデルセンときたら、これほど傍迷惑ないい人も少ないだろう。
普通の冒険小説かと思いきや、これまた田中芳樹らしい作品。
更に二冊が予定されているとのことだが、アンデルセンもディケンズも、他の人物もこれきりで、主人公とヒロインのみが続きに出るようだ。
アンデルセンは、また読みたいんだけど。
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ビクトリア朝時代を舞台にした怪奇冒険譚。
著者の「ラインの虜囚」辺りが好きなら、まず買いだろう。
さすが、ベテラン作家!
アンデルセンやディケンズといった歴史上の人物を
独特の解釈で描きつつ、エンターテイメント性高く
全体としてよくまとまった良作。

特に、ヒロインがミューザー良書倶楽部で
働くことになる下りが、好きだった。
本が非常に高価なもので、信用できる貸本屋で
借りて読むのが一般的であった時代。
蔵書数150万冊、ヨーロッパ最大の高級会員制貸本屋である
ミューザー良書倶楽部に初めて足を踏み入れたときのこと。

「すごいすごい、見わたすかぎり全部本よ!」
目をかがやかせて、書棚の前をいったりきたりする。
つづく社長とのやりとりで、彼女は言う。
「本がなかったら生きていけません」

非常に個人的な感想かもしれないが
社会人となって時間に追われ、自分は読書の楽しみを
忘れることもしばしばだった。
しかし、この本の中で出会ったヒロインは
少年時代の自分そのもの。
胸が熱くなって、ふいに泣きたくなった。

本書はミステリーYA!というシリーズ名にあるように
理論社がヤングアダルト向けに出している。
活字離れの進む若い世代にとって、本の楽しみを知る
きっかけになってくれることを祈る。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 最近の田中さんの書籍の中では、抜群の面白さを誇ってます。
 19世紀のイギリスが舞台で、口語調で、それでいて変に砕けてもいないです。

お涼や創竜伝のように自分の不満をグダグダと書き綴っていないので、読んでるこっちも肩の力を抜いて読めます。

田中さんもそろそろ現代物に見切りをつけて、こういった中世物をドンドンと書いていって欲しいものです。
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