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月琴を弾く女―お龍がゆく (幻冬舎時代小説文庫)
 
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月琴を弾く女―お龍がゆく (幻冬舎時代小説文庫) [文庫]

鏡川 伊一郎
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

新しい国づくりのため幕末を東奔西走する坂本龍馬。日本一忙しい男と美貌の妻・お龍には、泡沫の逢瀬しか許されない。恋い焦がれる夫の隣で月琴を弾き暮らす穏やかな日々を待ち望んでいたお龍に訪れたのは、耐えられぬ結末だった―。時代に呼ばれ、時代に殺された龍馬とその妻を、斬新驚愕の歴史考証で描き出す、疾風怒涛の長編幕末小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鏡川 伊一郎
1941年高知県高知市生まれ。新聞記者、商社、調査会社勤務などを経て、現在は紙の業界の情報フォーラムを主宰。文芸評論家としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 468ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/06)
  • ISBN-10: 4344414888
  • ISBN-13: 978-4344414884
  • 発売日: 2010/06
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 767,838位 (本のベストセラーを見る)
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お龍はゆく 2010/7/29
By 紅水
形式:文庫
蝦夷地(北海道)の開拓に夢を馳せていた龍馬。
通称名の才谷梅太郎こと、「梅さん」から生じた、
梅毒説の誤解があったとや、坂本家は遺伝体質で龍馬、
姉の乙女も頭髪は薄かったが梅毒とは関係ない。
印象に残りました。勝海舟(長崎妻)の隠し子と触れ合うふたり。
…生涯、龍馬とお龍の間には、子供はできませんでしたが、
龍馬には“お元”などの愛人が複数いました。
しかし龍馬にも隠し子がいたのではないだろうかと
悪戯に想像してしまいます。
龍馬とお竜の短い期間ではあるものの夫婦としての
記録は謎や解明されていないこともあるでしょう。
これからも新事実がでてくるのでしょうか?

龍馬の土佐弁とお龍の京都弁で
話す方言がたまりません。
また高松出身の著者のせいか、
いままで読んだ龍馬・お龍関連書の中で
唯一、気負いもない土佐弁に好感度です。
題名に「月琴を弾く女」とあるように、
中岡慎太郎が仲人役をつとめた夜の宴(婚礼)。
月琴が弾きがたりで船歌をうたう花嫁のお龍。
斬るか斬られるかの血生ぐさい幕末の世に、
束の間に触れ合う男女の姿にホッとさせられます。
人生で最高な、密な時期に幕末時代の荒波によって、
龍馬とお龍は無惨にも引き裂かれてしまいますが、
龍馬の死後お龍の人生がはじまります。
前に進むために龍馬との思い出の手紙の束を焼却するお龍。
新政府(明治維新)に“お龍はゆく”のです。

解説にも書いているように、データの解釈と関連付けに納得の逸書でした。
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